« 何かおかしいぞ!TBS | トップページ | 表参道ヒルズの異常な価格はバブルの予兆か? »

2006年5月28日 (日)

「アテンションプリーズ」ほど現実は甘くない~日本航空のキャビンアテンダントは夢を語れるか?

最近、上戸彩が主演の「アテンションプリーズ」というドラマが放送されている。
上戸彩が思いを寄せる男から、「お前の制服姿が見たい」と言われたことをきっかけに、日本航空にキャビンアテンダント(フライトアテンダントともいうが)の卵として入社するものの、もともと堅苦しい仕事が苦手で、悪戦苦闘するという内容である。
妻が見ているので、付き合う形で見てしまうのだが、話の内容に違和感を覚えてしまう。

主演の上戸彩以外は、割とキャビンアテンダントという仕事に喜びと誇りを感じているように思えるが、現実のキャビンアテンダントはそうなのだろうか。
キャビンアテンダントの中には、なりたくてなりたくてしょうがなかった人もいるが、就職に困ってなった人もいるのが現実だ
さらに、実際に働いてみるとわかるのだが、そのイメージの華やかさと異なり、日本航空含め日本のエアラインは、あまり待遇がよくないようだ。
日本航空に限って言うと、キャビンアテンダントとしての入社当初は契約社員(あるいは別会社から派遣される派遣社員)のような形で、普通の正社員とは待遇が異なる。
しかも、給料は飛行機が空中にあるときとそれ以外(離陸前や着陸後、地上での打ち合わせなど)で異なり、前者が時給1,800円弱、後者が時給1,200円弱と計算されるようだ(勤務年数で若干の差異あり)。
これだと、年収約300万円ぐらいだが、さらに正社員の手当がなかったりする。
特に、アメリカの9.11テロで飛行機が減便になったときは、空中での勤務時間がほとんどないために、家賃も払えず知り合いの家に転がり込んだ人もいるぐらいだ。

正社員からも結構差別されていて、正社員のキャビンアテンダントと契約社員のキャビンアテンダントが一緒に食事に行けるような環境ではない。
日本航空の場合、組合の力が強く、組合に入っている正社員は割と良い給料をもらっているため、食事も良いものを摂っている。
そのため、お金のない契約社員とは一緒には行かないのである。

体力的にもきつく、あの空中で配られるジュースの入ったカートも40kgぐらいあり、スポーツで体を鍛えた人でないと、腰を痛めたりする。

ある程度頑張れば、正社員になれるかもしれないが、そこまでいくまでに大半が心身共にボロボロになって辞めてしまうのが現実。
ある意味体力勝負のところもあり、何とかこの職場で生き残るのが体育会系で、テレビのドラマのような「お嬢さん風」では、実際のところ体が持たないのだ。

日本航空は最近スキャンダル続きで、このドラマに協力してイメージアップを図ったのだろうか。
本当に大事なのは、心身をボロボロにしながらも日本航空を底辺で支えている、給料の安いキャビンアテンダントを待遇面で支えてあげることなのではないか。

一息つきたいときはここ

|

« 何かおかしいぞ!TBS | トップページ | 表参道ヒルズの異常な価格はバブルの予兆か? »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/99613/1977230

この記事へのトラックバック一覧です: 「アテンションプリーズ」ほど現実は甘くない~日本航空のキャビンアテンダントは夢を語れるか?:

» 上戸彩ってかわいいですよね。 [レオの徒然日記]
上戸彩ってかわいいですよね〜。俺も上戸彩のグッズを集めてます。 [続きを読む]

受信: 2006年6月25日 (日) 23時07分

« 何かおかしいぞ!TBS | トップページ | 表参道ヒルズの異常な価格はバブルの予兆か? »