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2006年6月 9日 (金)

個人向け国債の中途換金にご注意!~昨日のクロージングベルの解説に誤りあり

夏の個人向け国債の発行条件が、固定・変動ともに決まった。

それを受けてか、昨日の経済ニュース番組のクロージングベルで、ファイナンシャルプランナーの浅田里花という人が以下のようなことを言っていた。

個人向け国債を中途解約する場合、直前の税引き前利子相当額を、それぞれ、固定ものは2回、変動ものは4回分返還する必要あり。

それは正しい。問題はその後のフリップだ。

あたかも受け取った利子をそのまま返還すればよく、したがって元本割れしないような表示になっていた。

また、解説でも、中途解約は利子返還義務はあっても元本割れがないような説明だった。

それは誤りである。

どういうことかというと、個人向け国債の利子については、マル特制度(現在利用できる人は少数)を利用しない限り、国税・地方税あわせて20%の税金が課税される。

一方、返還しなければならない利子は、税引き前の利子である。

だから、もし変動ものを買って、1年ちょっとで解約したとすると、税金分だけ元本割れして、お金が返還されるのである。

ここらへんのことを理解していない人は、注意した方がよい。

もしあなたが買う側ではなく、販売する側であれば、浅田里花という人の認識で説明をしたとしたら、証券事故として扱われかねない。

余談だが、ファイナンシャルプランナーを名乗る人は結構いい加減な解説をしている人が多い。

しかも、奇をてらうのか、この人たちが提案するポートフォリオは、理解に苦しむ銘柄が入っていることが多い。

自らのポートフォリオのパフォーマンスを分析しているのだろうか。

 

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