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2006年6月17日 (土)

日銀は竹中失言に学ばなかったのか

日銀総裁の福井の村上ファンド出資問題だが、これは相当日銀の脇が甘かったと言わざるを得ない。

出資だけでなく、その後の開き直り的発言(アホの与謝野含む)は、大いに日銀の信用の失墜につながったとも言える。

政治家というのは失言のデパートだったりするが、過去の竹中失言に学べば、今回のことはある程度防げたのではないかと筆者は思う。

竹中失言とは、ETFを買えば必ず儲かるという竹中平蔵の発言であるが、覚えているだろうか。

しかも、このときは竹中の妻がETFを買っていたらしい。

もし、このシチュエーションを民間人に置き換えたら、確実に金融商品取引法(以前の証券取引法)に引っかかる。

「確実に儲かりますよ」と言って金融商品を販売したら、断定的判断として法令違反。

夫が上場会社の経営者で、会社の業績上方修正を発表することを、その妻が知りながらその株を購入したらインサイダー取引として法令違反。

株の値上がりを狙って、「この株絶対あがるよ」と言いふらせば風説の流布として法令違反。

ところが、竹中が言ったのは法令的にお咎めなしらしい。

しかし、この失言に対し、周りからは非難を浴びた。

法令上は何にも違反にならなくても、それなりの立場にいる人は、マーケットに対してうかつな発言を行うと非難の対象になるということである。

何が言いたいかというと、日銀も他山の石として、自らの役職員の発言なり行動なりをきちんと律するような体制を取っておくべきだったのだ。

にもかかわらず、この福井総裁の発言・行動は、日銀という組織に内部統制が欠けていることを証明した。

政治家や官僚機構は、民間に厳しいのに、自らに対して甘すぎる。

ガバナンスの点から自らを見直すか、第三者に点検してもらわなくては、この先同じことの繰り返しだろう。

竹中発言は以下のリンクが参考になります。

2チャンネル

Wikipedia

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コメント

ETFは日本経済全体に対しての指標だから
日本の政治家やその関係者は積極的に買うべきでしょうね

投稿: 通りすがり | 2006年7月15日 (土) 23時26分

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