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2006年8月 6日 (日)

みのもんたがいなくてもいい加減なTBSの朝ズバッ!(ATMでの現金振込の話)

8/3、朝ズバッ!で、ATMでの現金振込の限度額を本人確認の下限10万円超に引き下げることを報道していた。
金融庁が2日に公表したのだが、法令により、現金を振り込む際に金融機関に本人確認を義務づける金額の下限を、現行の「200万円超」から「10万円超」に引き下げるためだ。
一般からの意見を募った上で、関連法の施行令改正案を来年1月4日から実施する。

この背景には、マネーロンダリング防止やテロ組織への資金供与防止という世界的な要請がある。
犯罪組織やテロ組織への資金流出を防ぐ狙いである。

これにより、現金自動預け払い機(ATM)から、10万円超の現金を直接振り込むことはできなくなる。
10万円を超える現金を振り込む場合には、銀行窓口で免許証や保険証などを提示し、金融機関が本人確認することが必要となる。
なお、ある時期以降、口座開設時の本人確認が必須となっているし、それ以前の口座開設でも口座開設時以降に本人確認を実施していることもある。
既に保有口座で本人確認を行っていれば、現金自動預け払い機(ATM)を利用する場合でも、キャッシュカードや通帳を使って他の口座に振り込む場合は、規制外となる。

これに対し、経済ジャーナリストの嶌信彦は、消費者優先の流れに反しおかしい、金融機関は消費者のことを考えていない、IT化を進めるべきだという、実に的外れでトンチンカンなことをのたまわっていた。

バカじゃないの、こいつ。

あのさあ、このようなマネーロンダリング防止やテロ資金対策の方が全世界的な潮流だよ。
もし、日本がこの規制を行わなかった場合、マネーロンダリング防止やテロ資金対策に消極的な国と批判されかねない。
それを受けて、金融庁も金融機関に対し、現金によるATMでの振込の限度額を引き下げるべく関連法令を変更するわけだよ。
本人確認資料を元に本人確認を行った口座については変更ないが、口座なしでも可能な現金での振込については金融機関は仕方なし限度額を引き下げるわけよ。
別に好き好んでサービスの質を落としているわけではない。

世界的な規制の流れに則ったものであり、法令順守の観点からいうと、なおさら従う必要がある。
金融機関だって、金融庁から世界的な規制の観点で限度額を引き下げるよう法令を定められたら、引き下げざるを得ない。

あとさあ、事の本質が本人確認にあるのに、IT化でどうやって対応するんだ。
本人確認っていうのは極めてアナログ的な事務だぞ。
それは、本人確認資料が紙ベースという極めてアナログな媒体だからだよ。
全国民に国民総背番号のように番号を振って、ICカードに指紋情報と一緒に入れて、民間の金融機関でもATM等で簡単に本人確認できるような仕組を作れば、IT化できるが、そうでもない限り不可能だよ。

それを安直に消費者の味方ぶって、金融機関を批判するのはいかがなものか。

この男の貧弱なジャーナリズム精神(上面だけよく見せている金メッキのようなもん)を露呈しているに過ぎんよ。

ところで、海外に行くと常々感じるのが日本のATMの便利さよ。
出金だけでなく、入金はできる、振込もできる。
海外はほとんどが払戻のみ。
日本で決済ビジネスを展開しようとした企業や団体が次々と日本から撤退したのは、ある意味当然と思われる。

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コメント

 ぴーひょろさま
 実に気持ち良い論理と表現に感心しました。
 多くのブリグが新聞等々の切抜きで、自らの意見が無い場合が多いです。それに比べて、もろに自信の意見・怒りですね。
 嶌信彦は、「消費者優先の流れに反しおかしい」と言い、消費者の立場に立った意見のようで、実態はそうではないことに気が付かない評論家であることを、ズバリ指摘した行為に賛成です。

投稿: morichan | 2006年8月11日 (金) 19時40分

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