強きを助け弱きをくじく、エセ正義みのもんた
最近みのもんたの飲酒運転に対する姿勢が厳しい。
飲酒運転による自動車の死亡事故を、殺人と同じだと叫んでいた。
福岡県で公務員による飲酒運転死傷事故があったのを受けているのだと思う。
確かに痛ましい事故であり、加害者に同情の余地はない。
この事件の加害者が公務員だったこともあり、みのもんたの「朝ズバッ!」で、都道府県や主要都市の飲酒運転に対する罰則を調査したようだ。
すると、13自治体で、飲酒運転=懲戒免職ということがわかった(事故を起こすという条件は言っていなかったので、飲酒運転が発覚しただけで懲戒免職ということだろう)。
で、みのもんたは「甘い!」と叫んでいた。
はあ?
断っておくが、筆者は飲酒運転はもってのほかだと思うし、そんなことはするつもりもない(まあ、車自体を持っていないからね)。
筆者が驚いたのは、中村獅童の飲酒運転・信号無視の後の記者会見(森の石松だったかな?)を「朝ズバッ!」で報じたときを思い出したからだ(福岡の事件のほんのちょっと前の話)。
この会見で、飲酒運転・信号無視について記者から聞かれたことに対して中村獅童がいろいろしゃべっていたが、みのもんたはへらへら笑っていただけだったのだ!
一体どういうつもりなんだ。
お前よ、さんざん飲酒運転を非難しておきながら、何で中村獅童のときはへらへら笑っているんだよ?
「中村獅童は歌舞伎界からも芸能界からも抹殺だ!」ぐらいのことを言うべきじゃないのか。
飲酒運転をした公務員の懲戒免職を定めていない自治体を甘いといいながら、中村獅童には何でそんな態度なんだよ(飲酒運転だけでなく信号無視もやっているんだぞ)。
懲戒免職といったら、相当重いぞ。
例えば免許の取り消しぐらいだったら、仕事や生活で不便な思いをしなくてはならない程度で済むが、懲戒免職だったら生活の道を断たれるわけだ。
本人だけでなく、その本人に収入を頼る家族も路頭に迷うわけで、相当な重さだ。
ところが、みのもんたの芸能界・歌舞伎界に対する甘さには呆れた。
大体さあ、中村獅童なんて芸能界・歌舞伎界から追放されたって、食うには困らないだろ、その家柄からいって。
だったら、ちょっとぐらい追求したって別にいいじゃん。
しかし、それぐらいもしない。
この番組でズバッてしゃべってやるというようなフリをしながら、同業者に対する甘さ。
これこそ本当のエセ正義だ。
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反骨のジャーナリスト 著者:鎌田 慧 |
↑みのもんたはこういう人たちの爪のあかでも煎じて飲むように。
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コメント
強いものに巻かれろのみのもんたは、醜いとしか言いようがないんだけど、こういう人間に限って、メディアへの露出が高いから、困ったものです。
消費者金融だたきについては、以前書いたブログがあるので、TBさせてください。
投稿: ぴーひょろ | 2006年9月19日 (火) 07時07分
そりゃそうでしょ。今のご時勢、公務員さえ叩いておけば拍手喝采、ますます人気が上がるわけで。それを有名人で人気者の中村獅童を必要以上にw叩いたりしたらどこからどんなクレームが来るかわかりゃしない。消費者金融叩きにしても、みんな世論に媚びてるだけです。醜いですなあ。
投稿: すなふきん | 2006年9月18日 (月) 17時00分