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2006年9月17日 (日)

ローマ法王につける薬!!

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イスラム教とその預言者ムハンマドに関するローマ法王の発言を巡って、ローマ法王がイスラム教徒から激しい抗議を受けている。
その内容は、14世紀のビザンチン帝国皇帝のジハードに関する発言であり、ムハンマドがもたらしたものは邪悪と残酷だけであるというものだ。

そのような発言は歴史認識の乏しさを表しているとしか思えない。
それに先立つ十字軍は、ヨーロッパ人がいかに野蛮でアラブ人に対し残酷な行為を行ったかを表すものでしかない。
しかも、ヨーロッパはこのとき文明的に遅れており、優れたアラブの文化を十字軍等を通じて受容することにより、その後の自らの文明を発展させることができた。

ここらへんのことは、「アラブが見た十字軍」という本が詳しい。
ローマ法王はこの本を読んだ方がよい。

この本では、世界史では習わない、アラブ世界から見た十字軍の実態がわかる。
なお、この本は単なるアラブびいきというわけではない。

ヨーロッパがアラブの文化を吸収していっそう文明を発展させた一方で、アラブが停滞に陥ってしまった理由も分析しており興味深い。
この分析はイスラム原理主義の台頭の分析にも応用できるものと思う。

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