みのもんた、その支離滅裂なまがい物の正義
みのもんたが司会を務める「朝ズバッ!」で、昨日今日と大きく取り上げた話題の一つに出資法の上限金利引き下げ問題がある。
この問題の現状だが、上限金利を利息制限法の上限金利に引き下げることで方向性がまとまったものの、特例措置の範囲でもめている状況だ。
みのもんたは正義漢ぶって、上限金利の引き下げに大賛成という立場であり、昨日のコメンテーターの経済ジャーナリストの嶌信彦は声高らかに賛同していた。
さらに、自民党のベテラン議員が特例措置の縮小に反対していると聞くと、「そいつらの名前を全部出せ。こういう奴らは議員年金を沢山もらっているんだろ」と怒っていた。
しかし、筆者が先日のブログでも説明したとおり、多重債務者問題は政府の失業対策の問題である(ということは、小泉改革の負の側面でもあり、その負の側面を緩和・解消するのを怠った小泉パフォーマンス政治の失敗でもある)。
さらに今日の「朝ズバッ!」でも、みのもんたの暴走は続く。
今日は何でも、グレーゾーンの説明のフリップを自分で作ったと発言した(本当か?)から、その熱の入れようは半端ではない。
その上、自殺者の推移のグラフを示しながら、多重債務者の問題があるから自殺者がこんなにいる、だから上限金利の引き下げは特例措置を極力なくせ、というような説明をしていた。
でも、言っていることが支離滅裂。
前回引き下げたのは、2000年6月。
このときは40.004%から29.2%に上限金利が引き下げられた。
しかし、手に持っているフリップでは、それ以降も自殺者が増加していたのである。
しかも、その後このようなことを言った。
政治が貧困だから、70・80になっても年金がまともに受け取れないから、25・26・27%の高金利の消費者金融に手を出さなければならない。だから、上限金利を引き下げようと言っているんじゃないか。
この発言を聞いて、ついにみのもんたは脳内が破壊されたのかと思った。
論理的には、その政治の貧困さを変えるべきだという結論に普通はなるよ。
ところが、上限金利の引き下げようという風に責任転嫁してしまっている。
さすがに、支離滅裂でも流ちょうなみのもんたが「だから」以下をしゃべる前に言いよどんだけど、結局アルコールが回って脳細胞が崩壊に近づきつつあるのか、上記のような発言に至ってしまった。
もう、この男には論理は通じないんだろうな。
いい加減に降板させたら、TBSさんよ。
あの自殺者数のフリップを見てもわかるが、自殺者の多かった時期は小泉改革と重なるだろ。
痛みを伴う改革が必要といって、構造改革に挑んだが、その痛みを和らげるための施策はなきに等しかったんだろ。
だから、あんなに自殺者が多いんだよ。
だったら、論理的には小泉改革の痛みを和らげる施策が乏しかったことを批判するべきだ。
そんな批判もできずに、非論理的なことを声高に主張する人間は、戦争に突っ走った戦前の軍国主義者にもダブって見える。
庶民の味方ぶっても、筋の通ることが言えないみのもんた。
TBSも考えた方がいいよ、司会者の起用の仕方を。
ところで、今日の昼頃のニュースによると、特例措置が甘すぎるとされる金融庁案にあの与謝野が賛成したそうだ。
無理ないかと思われる。
特例措置もないと、低い金利では借りられない人間がさらに発生して、自殺するか犯罪に走るか闇金から借りるか自己破産するかだから、自らの責任を問われかねないからだろう。
特に闇金は金融庁の目も届かないから、こんなものを増やしたら、自らの首も絞めかねない。
上限金利を引き下げれば、多重債務者問題が解決するようなことを主張する人間は、上記のような事態になったらどう落とし前をつけるのだろうか。
与謝野は大臣をクビになればすむだろうが、みのもんたあたりはほっかむりして、別の話題で庶民ぶるのだろうなあ。
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コメント
返事が遅れて申し訳ございません。
コメントありがとうございます。
貸金業の金利の引き下げで、多重債務の問題が解決できるとは思えません。
かといって安易な自己破産もモラルハザードの問題がありますよね。
返済原資を作るためには、やはり定期的な収入が必要であり、それは金利の引き下げではなくて、失業率の改善が必要なのでしょう。
投稿: ぴーひょろ | 2006年10月28日 (土) 16時55分
トラックバックありがとうございます。
金利引下げが多重債務の問題解決にならないのは、おっしゃる通りだと思います。
29.2%が18%になったって、借りる側の意識や、経済情勢、経済的弱者を助ける行政の仕組み等が変わらなければ、今後も自殺者や闇金被害は増え続けると思います。
そのなかで、自己破産は今のところ唯一といっていい多重債務問題の解決策だと思います。
(実効性があると言う意味で。もちろん、根本的な解決にはならないし、モラルハザードの問題もありますが。)
投稿: とも | 2006年10月26日 (木) 17時14分