困ったもんだ、たかり屋慎ちゃん(都知事石原慎太郎のこと)
さて、2016年の夏季五輪の招致を目指す国内立候補都市に東京都が8/30決定した。
そして、我らが「たかり屋慎ちゃん」は、8/31に次期首相と目される安倍シンゾー官房長官を訪問して、「五輪担当相」の設置を要請した。
はっきりいって、東京オリンピックは不要と思う。
金の無駄遣いじゃないか。
というと、「石原都知事は金のかからないオリンピックをやるって言っているじゃないか。もともと既に建設済みの競技場を活用すると言っているし」なんて擁護する人も多かったりして。
だが、果たしてそうか。
東京都は、地方交付税をもらっていない自主独立の立派な自治体と考えている人がいるが、これは結構誤解がある。
東京都には担税力のある大企業が集中しているというメリットもあるが、国の直轄事業も結構多い。
国の直轄事業というのは、文字通り政府直轄で行う事業(公共事業なんか)を指す。
例えば河川治水なんかは、国土交通省が行っている公共事業であるのだが、丸々国が費用を支出するかというとそうではなく、その地域にメリットがあるんだから、お前ら地方自治体がいくらか出せといって、地方自治体が費用の一部を拠出させられる。
この場合、その地域に本当に必要な事業であれば、地方自治体もありがたがるのだろうが、何せ国土交通省なんかが考えるとなると、その地域に本当に必要かどうかは結構眉唾物だ。
特に最近は、地方交付税が減らされている。
そんな中で、国の直轄事業の一部負担を求められると、地方自治体は結構苦しい。
しかも、最近は地方自治体の負担率が上昇しており、地方自治体の財政にしわ寄せが来ているのが現状だ。
しかし、東京都となると事情が異なる。
東京はいうまでもなく日本の首都である。
そのため、東京の地域の人にしかメリットのない公共事業であっても、日本の首都のインフラ整備に必要といって、国の直轄事業にして、その分自らの財政支出を減らすことができるのだ。
日本の首都のインフラ整備という名目にかこつけて、自らの支出を減らせるのだ。
話を元に戻すと、「たかり屋慎ちゃん」が官房長官に五輪担当相の設置に掛け合ったという記事を見ると、たかり屋が国の税金による直轄事業をぶんどりに行ったとしか思えない。
ネットを探し物をしていたら、こんな記事をMXテレビのニュースのページで見つけた。
神奈川県の松沢知事と川崎市の阿部市長が午後、都庁を訪れ、石原知事と会談しました。
松沢知事らが訪問したのは、羽田空港の再拡張に合わせて大田区と川崎市を橋などで結ぶ「神奈川口構想」について東京都の意見を聞くためです。会談では、連絡路のルートを年内に決め、建設を国の直轄事業とするよう国に働きかけることで意見が一致したということです。
松沢知事はこのほか、東京都のオリンピック招致に向けて、ヨット競技の施設面などで協力する意向を伝えたということです。
これは、去年の10月の記事だが、国の直轄事業に仕立てて、国に費用の過半を持たせるという内容で、たかり屋も賛成したそうだ。
東京都にオリンピックを招致するためといえば、国が金を出すだろうとたかり屋は踏んでいるとしか思えない。
この記事によれば「日本を覆う閉塞感を打破するためにも、日本の首都である東京に招致したい」とたかり屋はのたまわったそうだから、オリンピックを行うのは国威発揚のためかよ、と思ってしまう。
それって、オリンピックの当初の精神からいうとどうなんだろうと思う。
そんな人間がオリンピックを口実に国から税金をたかる。
こんなことに金を回すくらいなら、もっと疲弊した地方経済を救うような支出をするべきだ。
本来お金を回すべきところにお金が回らなくなるのに、安倍シンゾー官房長官は招致のバックアンプを約束しているから信じられない。
こんな政治によって実現する「美しい国」とは何なのだろうか、と思わざるを得ない。
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