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2006年11月29日 (水)

笑える金融庁~地方自治体向け融資の銀行投融資リスクがゼロってどういうことよ?

金融庁が銀行の投融資リスクを見直しているそうだ。
これを見て笑ってしまった。

地方自治体向け融資の銀行投融資リスクは従来どおりゼロでBIS(国際決済銀行)に案を提出するそうだ。
夕張市が破綻し、破綻処理を行っているこの世の中、それっておかしくないの?
しかも、自治体破綻時法制も作るという。
地方債だって、地方自治体の信用力で国債のスプレッドに差がついている。
このような現状があるのに、何でゼロなのか。
今もゼロだけど、そのときは「国が自治体の債務を保証している」とBISに強弁して押し込んだのではなかったっけ?(といっても、国会答弁だけの曖昧なものだが)

ちなみに、諸外国では自治体だからゼロというわけではない。

住宅ローンはもう少しリスクの掛け目が低くていいんじゃないの。
利率も低いけど、貸し倒れのリスクはかなり低いから。

あと、中小企業向け貸出だけど、1件ごとの貸出が低くリスク分散ができるから、100から75に減らしたそうだ。
何を今更という感じだ。
リスク分散という観点なら今も昔も一緒。
にもかかわらず、掛け目を大きくし、貸し渋りが起きやすくした自らの責任はどうするのだろうか。

日本では金融機関相手に威張れる金融庁だが、こんなリスク案出してBISにけちょんけちょんに言われないように。

余談
ところで、今回一部の投融資については、リスクの掛け目が100超になっていた。
これってどういうことだ。
100超ということは、保有している債権以上の金額の貸し倒れが発生するということ?
不振の大企業の破綻時にはメインバンクが追加負担するということか。
ファンド向けでは、デリバティブのロスも被るということか。
うーん、よくわからん。

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