« 2006年8月27日 - 2006年9月2日 | トップページ | 2006年9月10日 - 2006年9月16日 »

2006年9月 9日 (土)

家田荘子さんに惚れる!

自分は愛知県名古屋市出身で名古屋が大好き。
で、家田荘子さんはノンフィクションを中心に活躍する作家だが、彼女も愛知県出身。
そんな彼女が原作を手がけた漫画が「AB・フリャー」。

これは今読んでも非常に面白い漫画だ。
設定は以下のとおり。

優秀なアメリカの軍事ジャーナリストの「アルバート・ビリー・フラー」つまり「AB・フリャー」が、自らの希望で名古屋に赴任する。
名古屋を県庁所在地とする愛知県は、信長・秀吉・家康の武将を生んだ地であり、軍事ジャーナリストとしては日本を軍事面で知る上で興味があったというのがその理由だ。
しかし、その名古屋で一癖も二癖もある周りの人間によってドタバタに巻き込まれていくとともに、名古屋独特の文化を知っていく。
ちなみに、彼は出身地のカリフォルニアのワインを飲むと、名古屋弁と空手が出てしまい、それによって事件も解決してしまう。

で、このドタバタが中心なんだが、非常に面白いのに既に絶版で手に入らない。
何せ1994年に出た漫画だし、10年以上前に発刊されて今でも販売され続ける方が圧倒的に少ないわけだからね。
この漫画の1巻のあとがきに彼女はこう書いた。

「バブルの影響も受けない、日本で唯一の独立国家、名古屋。今はまだまだ、しいたげられてますが、最後に笑うのは、そう、名古屋なのです」

そして、2巻のあとがきはこのように書いている。

「しかし、名古屋ほど不況に強い独立県はありません。あと十年、不況が続いたら、いよいよ名古屋の出番です。そう、最後に笑うのは、やっぱりケチでなく、合理主義の名古屋人なのです。よー覚えときゃー」

今でこそ、愛・地球博や中部国際空港で知名度が上がったこともあってか、日本で一番元気がいいだの名古屋経済は不況に強いだの言われているが、1994年時点で全国区ベースでそんなことを言う人は、ほとんどいなかった。
そんな中、彼女がこのように明確に名古屋の将来性・可能性を信じていたこと、そしてそのとおりになったということは、彼女のものを見る目がしっかりしているということではないか(そんな大げさなものではないかもしれないが)。

特に経済関係の新聞や雑誌も、元気だの不況に強いだの、名古屋経済を肯定的に捉えて記事を書き出したのってここ2・3年のことではないか。

名古屋を中心とする愛知県の企業は、もともと借金嫌いで合理主義だから、無駄なことに金を使わないことは徹底していた。
これは名古屋人の気質によるものだが、何もここ数年の現象ではなく、もともと文化として根付いたものだ。
だったら、不況に強いということで名古屋経済にもっと早く注目してもよかったわけだ。
経済関係の新聞や雑誌というのは、流行に敏感そうなイメージがあるけど、実は名古屋経済が騒がれてから取り上げるなど、結構流行に遅れがちなのが実情である。

そういえば、日経がスポンサーでテレ東系で放送している「ワールド・ビジネス・サテライト」という経済中心のニュース番組だって、バブルの崩壊した年1989年に始まったなあ。
バブル崩壊時期に、これからは経済のニュースだといって始まったわけだ。

彼女の作品は好みが分かれると思う(自分も好きというほどではないけど)が、彼女の漫画のあとがきを読み返すにつけ、そのようなことを考える。

Abfurya

これがその表紙の写真です。






何キロやせたら綺麗になれますか―ダイエットに賭ける女たち Book 何キロやせたら綺麗になれますか―ダイエットに賭ける女たち

著者:家田 荘子
販売元:主婦と生活社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

歌舞伎町シノギの人々 Book 歌舞伎町シノギの人々

著者:家田 荘子
販売元:主婦と生活社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

渋谷チルドレン Book 渋谷チルドレン

著者:家田 荘子
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (2) | トラックバック (3)

2006年9月 8日 (金)

みのもんた、その支離滅裂なまがい物の正義

みのもんたが司会を務める「朝ズバッ!」で、昨日今日と大きく取り上げた話題の一つに出資法の上限金利引き下げ問題がある。

この問題の現状だが、上限金利を利息制限法の上限金利に引き下げることで方向性がまとまったものの、特例措置の範囲でもめている状況だ。

みのもんたは正義漢ぶって、上限金利の引き下げに大賛成という立場であり、昨日のコメンテーターの経済ジャーナリストの嶌信彦は声高らかに賛同していた。
さらに、自民党のベテラン議員が特例措置の縮小に反対していると聞くと、「そいつらの名前を全部出せ。こういう奴らは議員年金を沢山もらっているんだろ」と怒っていた。

しかし、筆者が先日のブログでも説明したとおり、多重債務者問題は政府の失業対策の問題である(ということは、小泉改革の負の側面でもあり、その負の側面を緩和・解消するのを怠った小泉パフォーマンス政治の失敗でもある)


さらに今日の「朝ズバッ!」でも、みのもんたの暴走は続く。
今日は何でも、グレーゾーンの説明のフリップを自分で作ったと発言した(本当か?)から、その熱の入れようは半端ではない。
その上、自殺者の推移のグラフを示しながら、多重債務者の問題があるから自殺者がこんなにいる、だから上限金利の引き下げは特例措置を極力なくせ、というような説明をしていた。

でも、言っていることが支離滅裂。
前回引き下げたのは、2000年6月。
このときは40.004%から29.2%に上限金利が引き下げられた。
しかし、手に持っているフリップでは、それ以降も自殺者が増加していたのである。

しかも、その後このようなことを言った。

政治が貧困だから、70・80になっても年金がまともに受け取れないから、25・26・27%の高金利の消費者金融に手を出さなければならない。だから、上限金利を引き下げようと言っているんじゃないか。

この発言を聞いて、ついにみのもんたは脳内が破壊されたのかと思った。
論理的には、その政治の貧困さを変えるべきだという結論に普通はなるよ。
ところが、上限金利の引き下げようという風に責任転嫁してしまっている。
さすがに、支離滅裂でも流ちょうなみのもんたが「だから」以下をしゃべる前に言いよどんだけど、結局アルコールが回って脳細胞が崩壊に近づきつつあるのか、上記のような発言に至ってしまった。
もう、この男には論理は通じないんだろうな。
いい加減に降板させたら、TBSさんよ。
あの自殺者数のフリップを見てもわかるが、自殺者の多かった時期は小泉改革と重なるだろ。
痛みを伴う改革が必要といって、構造改革に挑んだが、その痛みを和らげるための施策はなきに等しかったんだろ。
だから、あんなに自殺者が多いんだよ。
だったら、論理的には小泉改革の痛みを和らげる施策が乏しかったことを批判するべきだ。
そんな批判もできずに、非論理的なことを声高に主張する人間は、戦争に突っ走った戦前の軍国主義者にもダブって見える。
庶民の味方ぶっても、筋の通ることが言えないみのもんた。
TBSも考えた方がいいよ、司会者の起用の仕方を。

ところで、今日の昼頃のニュースによると、特例措置が甘すぎるとされる金融庁案にあの与謝野が賛成したそうだ。
無理ないかと思われる。
特例措置もないと、低い金利では借りられない人間がさらに発生して、自殺するか犯罪に走るか闇金から借りるか自己破産するかだから、自らの責任を問われかねないからだろう。
特に闇金は金融庁の目も届かないから、こんなものを増やしたら、自らの首も絞めかねない。
上限金利を引き下げれば、多重債務者問題が解決するようなことを主張する人間は、上記のような事態になったらどう落とし前をつけるのだろうか。
与謝野は大臣をクビになればすむだろうが、みのもんたあたりはほっかむりして、別の話題で庶民ぶるのだろうなあ。

金融消費者のためのファイナンシャル・リテラシー―株式・投信・預金・保険等で失敗しないための最低限の知識 Book 金融消費者のためのファイナンシャル・リテラシー―株式・投信・預金・保険等で失敗しないための最低限の知識

著者:楠本 くに代
販売元:近代セールス社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

中学生・高校生のための金銭感覚養成講座 Book 中学生・高校生のための金銭感覚養成講座

著者:武長 脩行
販売元:同友館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

図解入門業界研究 最新クレジット/ローン業界の動向とカラクリがよーくわかる本 Book 図解入門業界研究 最新クレジット/ローン業界の動向とカラクリがよーくわかる本

著者:平木 恭一
販売元:秀和システム
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (2)

2006年9月 7日 (木)

生きながらにして神になる方法

経済アナリストの森本卓郎氏をご存じだろうか。
小泉経済改革の負の部分をなど経済的な話題を取り上げることの多い氏だが、氏の政治に関するコラム「靖国神社を政治カードとして利用する小泉総理」は非常に面白く、考えさせられるものだった。

氏の父親は、特攻隊員に指名されたそうだ。
5人乗りの特殊潜行艇「咬竜」の乗組員だそうだが、この乗り物は自ら魚雷を発射するとともに最後は自ら魚雷として敵艦に突っ込むものだ。
普通は天皇のために戦死すれば、神として靖国神社に祀られることになるが、氏の父親は特攻隊員として指名されたところ、生きながらにして神様扱いされたそうだ。
天皇のために戦死することは確実とされたのであろう。
終戦間際としてぜいたくな羊羹を食べることもできたそうだ(結局のところ、氏の父親は終戦を迎えて特攻に参加せずに済んだそうだ)。

一方、氏の叔父は特攻隊員として戦死したそうだ。
特攻隊員として戦死したものの遺族の気持ちの代弁として以下のように記している。

遺族にとって靖国神社は心の支えであり、靖国で神として会えることをずっと信じて生きてきたのである。
それをいまさら政府の都合で、「あれは全くのウソでした。みんな、だまされていただけなんですよ」とは絶対に言えない英霊や遺族に対するこれほどのぼうとくもないだろう。


この話を聞くと暗然とした気分になる。
天皇のために戦死することでしか、自分の生涯を価値付けることができない人生。
そして、そうすれば神として祀られるんだと自分を納得させることしかない特攻隊員やその遺族。

虚構であっても虚構と指摘してほしくない、もしそう指摘されたら生きる支えを失ってしまう、そんな遺族の心境が読みとれる。

そのような心境に追い込んだ当時の体制を思うと、今とは隔世の感がある。
しかし、その一方で、そのような体制をたたえる人間もいる。

氏も特攻隊員の遺族だ。
しかし、小泉パフォーマンスを「靖国神社を政治カードとして利用する」行為と非難している。

小泉は特攻隊員の遺族まで敵に回して一体何をしたいのだろうか。
戦争を知らない世代で、中韓差別主義者の人気取りだろうか。

安倍晋三が次期自民党総裁そして首相間違いなしと目されているが、彼なら靖国神社に関する小泉路線を継承するだろう。
この小泉路線の弊害はいずれ目に見える形で明らかになるのかもしれない。

 

滅びゆく国家 日本はどこへ向かうのか Book 滅びゆく国家 日本はどこへ向かうのか

著者:立花 隆
販売元:日経BP社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

靖国問題の核心 Book 靖国問題の核心

著者:富岡 幸一郎,三上 治,大窪 一志
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ニッポン人なら読んでおきたい靖国神社の本 Book ニッポン人なら読んでおきたい靖国神社の本

著者:別冊宝島編集部
販売元:宝島社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


| | コメント (0) | トラックバック (1)

ファーストリテイリングがジョルダーノのTOB断念!

おかげで香港市場でもジョルダーノの株価が急落したそうだ。
ファーストリテイリングはアジア進出の足場を失ったということか。
でも、個人的にはジョルダーノブランドが好きなので、ほっとした。

それにしても、最近はM&Aで時間をかけずに事業を展開する企業が増えたなあ。

ユニクロ方式―柳井流・常識破りの戦略ノート Book ユニクロ方式―柳井流・常識破りの戦略ノート

著者:岡本 広夫
販売元:ぱる出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

relax特別編集 IT'S YOUR LIFE あなたはユニクロが嫌いですか? Book relax特別編集 IT'S YOUR LIFE あなたはユニクロが嫌いですか?

販売元:マガジンハウス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年9月 5日 (火)

日経平均、東急不と東宝を新規採用

日経平均の銘柄入れ替えが発表されました。
東急不動産と東宝が新規採用。
入れ替えが10/2だが、明日から入れ替えを見越して買いに回る投資家がどれだけ出るか。

以下日経QUICKより

日本経済新聞社は5日、日経平均株価を構成する225銘柄のうち2銘柄を定期見直しにより入れ替えると発表した。市場流動性が低下した日本製粉と東映を除外し、セクター間の銘柄数の過不足調整により、東急不動産、東宝を新規に採用する。みなし額面は東急不動産が50円、東宝が500円。入れ替えは10月2日に実施する。

カリスマ投資家木戸次郎「常勝の株!」―ついに日経平均急上昇時代が来た! Book カリスマ投資家木戸次郎「常勝の株!」―ついに日経平均急上昇時代が来た!

著者:木戸 次郎
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

嵐の前の静けさか?今日の株式はあまり値動きないが・・・

昨日は日経平均は大きく値を上げた。
これは、クレディ・スイスの先物(9月もの)の売り玉がかなりの数残っており、8日のSQまでに買い戻すと見られているためだ。
最近投資をする人は、ファンダメンタルばかり気にして、証券会社のレポートを必死に読む人も多いが、相場というからには需給も大事。
この本は信用取引の話が中心だが、いかにマーケットで需給が大切か教えてくれる。
信用取引をやるのであれば、必読だろう。

信用取引 実践バイブル Book 信用取引 実践バイブル

著者:新井 邦宏
販売元:投資レーダー
Amazon.co.jpで詳細を確認する

以下昨日の日経QUICKより。

株、600枚の先物買いが押し上げ――8月31日の再現?との思惑 2006/09/04 12:16  4日午前の東京株式市場は東証1部の8割が上昇する全面高となり、日経平均株価は一時1万6382円まで上昇した。前週末の米株式市場の上昇や朝方発表の4―6月期の法人企業統計が市場予想を上回り、海外の相場環境と国内のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の改善が重なった。ただ、本当の押し上げは足元の需給との声は少なくない。 急騰した8月31日の再現――。市場参加者の記憶に新しい8月31日は日経平均先物9月物に600枚の買い注文が断続的に入り相場を押し上げた。このとき、大阪証券取引所が発表した先物の手口にはクレディ・スイス証券の買い越しが目立ち、同社は東証のTOPIX先物9月物も大きく買い越していた。きょうは9時46分に日経平均先物9月物の1万6340円に600枚の買い注文が入った。「この大口買い注文をきっかけに相場は上昇幅が拡大」(三菱UFJ証券の藤戸則弘投資情報部長)という。同先物は1万6400円まで上昇、日経平均も上昇幅を拡大した。「クレディ・スイスはまだ先物の売建てが残っているとみられ、8日の株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出までに買い戻す可能性がある」(藤戸氏)と指摘される。 市場ではクレディ・スイスのポジションを「株価指数先物売り」と「債券先物の買い」を組み合わせて保有しているとみて、「債券相場の上昇(利回り低下)に伴い債券先物に利益確定売りを出し、同時に株価指数先物を買い戻している」との見方がある。きょうは株式相場が寄り付き後もじりじり上昇する半面、債券相場が軟調で、まさに「株式先物買い・債券先物売り」が組み合わさった動きともとれる。 もっとも31日と違うのは、10時以降600枚の買いが見られないことだ。前場は600枚の注文は買いは9時46分の1回のみで、逆に10時50分には1万6380円で600枚の売り注文が出ている。600枚の買い注文がたびたび見られた31日とは明らかに異なっている。9月に入って動きが軽くなった国内証券の自己売買部門がクレディ・スイスの動きに敏感になっている市場を600枚の注文でうまく手玉にとったとの見方もできる。 週末のSQ算出に向けて、参加者は足元の需給へ目をむける時期にある。ただ、飛びつきやすい大口注文に追随するだけでは、相場全体を見誤る可能性があることを忘れてはならない。SQ算出で先物を中心とした需給材料もいったん決着を迎える。

株、乗り換え進む日経平均先物 依然残る外国証券の建玉に注目 2006/09/04 18:13  株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出を8日に控えて、日経平均先物は期近から期先へのロールオーバー(乗り換え)が進んでいる。裁定取引による現物株の買い残高が8月25日時点で4兆2105億円(期近、期先合計)と6月のSQ算出時点より約1兆円増加しているだけに、乗り換えの進展は相場の動向や参加者心理に密接に影響する。 6月のSQ算出と比較して今回は日経平均先物の乗り換えが進んでいる――(国内証券の情報担当者)。前週末1日の建玉は9月物が約39万枚。対する12月物は約12万枚で9月物の約3割にあたる。直前の6月物のSQ算出ではSQ前の週末(6月2日)時点で、期近の6月物の建玉38万9626枚に対して、期先の9月物は4万8756枚にとどまっていた。 さらに、4日はシンガポールの日経平均先物12月物の日中売買高が13万枚と9月物の18万枚に迫る勢いだった。海外でも乗り換えは進んでいるようだ。 乗り換えに重要なスプレッドの幅も乗り換えに適した水準にある。金利や配当などを考慮して算出した12月物と9月物の理論価格の差は12月物が9月物に比べ40円程度安い水準と指摘されている。4日はスプレッド取引がマイナス30―マイナス40円(12月物が9月物に比べ30―40円安い水準)と理論通りか、「現物株買い」と「先物売り」を組み合わせた裁定買いを保有している投資家にとって、「乗り換えに有利」といった状況だった。 もっとも、不透明感は完全に払拭(ふっしょく)された訳ではない。TOPIX先物は乗り換えが始まったばかり。さらに日経平均先物の9月物の売り建玉の上位にはモルガン・スタンレー証券やクレディ・スイス証券が残っている。 このうちクレディ・スイスの売り建玉は商品投資顧問会社(CTA)による債券や外国為替など株式以外の商品と組み合わせた取引とみられ、SQ算出に向けて買い戻すとされ、8月31日は同社の大幅な買い越しが相場の押し上げ要因となった。大証が発表した4日の売買手口でもクレディ・スイスは2000枚の買い越しだった。ただ、きょうは取引のトップに国内中堅証券が躍り出ており、取引時間中の大口買いがクレディ・スイスだったと言い切れない。さらに残っている売り建玉がすべてが買い戻しの対象になるかも不透明だ。 乗り換えが進み、日経平均株価の水準もオプションの権利行使価格1万6500円に迫っている。先高期待が強まるりやすい状況にあるものの、需給環境はSQ算出前後で大きく変化するのは自明だ。相場上昇に浮かれ過ぎは禁物といえる。

| | コメント (0) | トラックバック (8)

地方債を待ち受ける逆風

今、地方債に逆風が吹き荒れようとしている。
8/31の日経新聞には地方債に関する記事が一面に二つも掲載されていた。
1つは、釧路市や小樽市も夕張市のような赤字隠しを行っていたこと、もう1つは07年度に郵政公社が地方債引受けを廃止することだ。

地方債を発行する自治体の健全性に対し、監視の目が行き届いていない。
これは先日の週刊東洋経済にも書かれていたことだ。
その一方で、郵政公社の地方債の引受けも廃止になる。
これはもともと予定されていたこととはいえ、地方債の有力な引受手がいなくなることは、地方債発行市場に少なからずインパクトを与える。

このような状況で今地方自治体が必死になっているのが、個人への販売である。
証券会社や金融機関に自治体が自らの地方債を販売してもらうべく交渉している。
過去このブログでも書いたが、国債よりもちょっとではあるが、利回りはいいため個人投資家にはかなりの人気である。

しかし、そんな簡単に手を出していいものなのか。

地方債の発行条件や発行実績については、この財団法人地方債協会のホームページが詳しい。
地方債には国が保証するという暗黙のルールがある。
しかし、これは明文化されたものではないというのは、過去のブログでも書いたとおり。
そんな現状を見越してか、同じ期間の債券であっても発行条件は自治体により差がつき始めた。

大阪府は懐具合がよくないのか、ここのところ毎月地方債を発行している。
信用度が低いのか、利回りも高い。
地方債に安易に飛びつく前に、もうちょっと考えた方がいいのでは。

以下NIKKEI NETより。

郵政公社、地方債引き受け廃止へ・07年度 総務省が30日まとめた2007年度の地方債計画で、日本郵政公社が07年度から新たに発行する地方債の引き受けをやめることがわかった。来年10月の民営化をにらんだ措置。郵便貯金や簡易保険で集めた資金による地方債の引き受けは01年度には全体の16%を占め、公的資金の一翼を担ってきたが、民営化に伴いその役割を終える。

 今年度、郵政公社が引き受ける地方債は4800億円。このうち郵貯の資金が1700億円、簡保が3100億円を賄う。地方債全体(約13兆7000億円)に占める郵政公社資金の割合は3.5%と、05年度(7.7%)に比べて大幅に抑制していた。法案成立が遅れて民営化の時期は来年10月と半年ずれ込んだものの、当初の計画通り07年度から引き受けを廃止する。

地方債格付け―自治体は本当につぶれないのか Book 地方債格付け―自治体は本当につぶれないのか

販売元:日本格付投資情報センター
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Book 政府債務の世紀―国家・地方債務の全貌

著者:桜井 良治
販売元:新評論
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年9月 3日 (日)

自民党安倍と民主党小沢氏の動きについて

自民党総裁選に向けて、政局があわただしくなってきたようだ。
そこで、最近の両名の動きを拾ってみた。

まずは、自民党安倍。
9/1に自民党総裁選への出馬表明の記者会見を行ったそうだ。
その内容は以下のとおり(日経QUICKより)。

 安倍晋三官房長官は1日夕、広島市内で開いた自民党総裁選への出馬表明記者会見で、靖国問題について、「国のために戦った方々のためにそのご冥福をお祈りし、手を合わせて尊崇の念を表する思いは持ち続けていきたい。(靖国神社に)行くか行かないかは外国の国々から指図されるものであってはならない」と述べ、首相就任後も参拝する可能性を示唆した。 また、中韓両国に対しては、「行く行かないで首脳会談ができないことはやはり間違っているんだろうと思う」と批判。その上で、「誤解があるなら解く努力をしなければならない。日中関係、日韓関係は極めて重要だから、首脳会談を復活させるためお互いに努力していかなければならない」と関係改善への意欲もにじませた。

「誤解があるなら」ってどういうことだろうか?
「誤解」ということは、ある事柄を間違って認識しているということである。
中韓の認識はこうだろう。

A級戦犯が祀られていて過去の自国への侵略戦争を正当化するような遊就館のある靖国神社に、日本の小泉首相が、終戦記念日に参拝した。

この認識を誤解というなら、どこがどう間違っているのか説明しなくてはならない。
果たして安倍はどのように説明するのだろうか。

民主党小沢氏は「小沢主義 志を持て、日本人」という本を9/1に出版したそうだ。 
まだ中身は見ていないが、広告に本文からの抜粋の文章が載っていた。
そこには、首相小泉がセーフティーネットをおろそかにしたまま小泉改革を行ったことを取上げていた。
筆者が8/30に書いたブログとダブっており、思わず親近感が湧いてしまった。

小沢主義 志を持て、日本人 Book 小沢主義 志を持て、日本人

著者:小沢 一郎
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

虚像に囚われた政治家 小沢一郎の真実 Book 虚像に囚われた政治家 小沢一郎の真実

著者:平野 貞夫
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (1) | トラックバック (7)

« 2006年8月27日 - 2006年9月2日 | トップページ | 2006年9月10日 - 2006年9月16日 »