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2006年9月22日 (金)

自民党総裁選の無効票、気になるその中身

ご存じのとおり、安倍シンゾーが次期自民党総裁に選ばれた。
こんなものは出来レースであり、興味はなかったのだが、無効票1票に興味を惹かれた。

なんだこりゃと思っていると、「安倍晋太郎」と書いてあったため、無効となったのだった。
元首相で父親の名前じゃん。

総裁選で安倍シンゾーが選ばれたけど、無効票を投じた人間以外も案外安倍晋太郎のことを念頭に置きながら、投票したのじゃないだろうか。

再チャレンジだの何だのって、個人の努力を要求するくせに、当の本人が親の七光りで総裁になっただけじゃん。

なんというくだらなさ。

↓これが、パクリ本の噂のある安倍シンゾーのクソ本です。

美しい国へ Book 美しい国へ

著者:安倍 晋三
販売元:文藝春秋
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自民党には安倍シンゾーのような人間がいる一方で、放火テロなのに小泉がほったらかした加藤紘一氏のような見識の高い人間もいるんですね。


新しき日本のかたち Book 新しき日本のかたち

著者:加藤 紘一
販売元:ダイヤモンド社
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この本では、民主党の小沢氏に対し世間が抱いているイメージとは異なる側面が見られて面白い。

虚像に囚われた政治家 小沢一郎の真実 Book 虚像に囚われた政治家 小沢一郎の真実

著者:平野 貞夫
販売元:講談社
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2006年9月21日 (木)

竹中平蔵、逃げる気か?

筆者は以前「竹中平蔵、その政治生命の危機」と称して、ブログを書いた。
竹中平蔵の外堀は埋まっている。
竹中平蔵が前回の参院選で支持し、構造改革の旗手として讃えたホリエモンが証券取引法違反で社長の座を追われ、被告人として裁判の場に立たされている。
さらに、金融改革の中で銀行を設立した竹中の盟友木村剛も、その設立した銀行のガバナンスの著しい欠如で捜査の手が及んでいる(いた?)。

その上、(警察にまた捕まってしまい残念だが、)植草一秀氏が竹中平蔵のりそなへの公的資金注入をめぐる疑惑についてウェブマガジン「直言」に掲載していた。
しかも、竹中を支えた小泉が首相の座を下りることになる。

そんな状況なので、竹中にしたら、有権者をなめていると罵倒されても、自ら議員を辞職して幕引きを図った方が得策だったのかもしれない。

でも、竹中が行った活動はこれからも追及しなくてはならない。
たとえば、日本の金融機関に厳しい引当金を要求し、不良債権処理を促したということを評価する人は多いかもしれない。
確かに純粋にそれだけであれば問題ないのかもしれない。

しかし、その一方で竹中はダブルスタンダードを設けていた。
外資や木村剛には超アマアマ。

シティバンクの在日支店の違法な金融商品販売は4年もほったらかし。
日本の金融機関なら毎年金融庁の検査が入って即引っかかるようなものだ。
しかも、措置も甘くて、プライベートバンキング部門だけの日本撤退で済んでいる。

これは竹中が金融大臣だったときの話だ。
本来なら、営業停止全面撤退でもおかしくない話。
金融庁の職員はこの処分が不満だったらしく、職を失ったシティバンクの在日支店のプライベートバンキング部門の幹部が、イギリスの金融機関の在日支店(だったかな)に転職しようとした際、圧力をかけてこの幹部を採用させなかったらしい。

もちろん、今の与謝野路線も問題なんだけど、竹中は竹中でその活動を追及していく必要があるのではないか。

経済ってそういうことだったのか会議 Book 経済ってそういうことだったのか会議

著者:佐藤 雅彦,竹中 平蔵
販売元:日本経済新聞社
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竹中平蔵の戦争 金融再生に挑んだ730日 Book 竹中平蔵の戦争 金融再生に挑んだ730日

著者:小野 展克
販売元:PHP研究所
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本当に偽善者だよなあ・・・。

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2006年9月20日 (水)

漢民族のメンタリティがわかる奇書

今から20年ぐらい前に読んで未だに忘れられない強烈な歴史小説がある。

その名は「馬賊戦記」。

時は第一次世界大戦後、小日向白朗という青年が、特需で儲けた資金を元手に中国大陸に渡る。
当時流行の馬賊にあこがれて、自分も一通りの格好をして日本軍の特務機関の一員として中国に行くも、現地で捕まってしまう。
馬賊といってもピンきりで、盗賊まがいの馬賊もいるが、彼を捕まえた馬賊は実は地元の名士が率いる農村の保衛団。
中央政府の統制の利かない当時の中国では、町や村が自らの力で身を守るしかなかったのだ。
最初は下っ端として働き始めるが、やがて頭角を現し、中国東北部で彼を知らないものはないというぐらいの中国人のヒーローになってしまう。
あるときは千山を舞台に東北抗日義勇軍を率いたり、あるときは張作霖の配下に属したり、あるときは上海で秘密結社「青幇」(チンパン)の幹部になったりと、「本当なの?」と思えるような実話が出てきて驚かされる。
日本人としての意識を持ちつつも、中国人を理解しようとしない日本人に怒りを覚える主人公。

中国人の考え方もわかって面白い。
中国人はとにかく約束を重んじるそうだ。
酒の席のちょっとした約束もきちんと果たすという、義を重んじる性格だそうである。
首脳会談でその場しのぎのことを言って、後でそれと相反することをするような政治家は、対中交渉ではうまくいかないだろう。

馬賊戦記(上)新装改訂版馬賊戦記(上)新装改訂版

馬賊戦記(下)新装改訂版馬賊戦記(下)新装改訂版

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2006年9月19日 (火)

リチャード=クー氏を久しぶりに見たなあ@週刊東洋経済

9/23号の週刊東洋経済に、リチャード=クー氏のインタビューが顔写真入りで掲載されていた。
最近メディアへの露出が少なかっただけに、久しぶりだなあという印象を受けた(筆者が雑誌やテレビに目を通さないだけ?)

ワールドビジネスサテライトでは、小泉・竹中路線の批判を展開していたが、氏が同番組のコメンテーターを退いてからは、同番組で批判的な論調を展開する人もいなくなったようだ。

週刊東洋経済のインタビューでは、従来と同様に小泉構造改革を批判していた。
植草一秀氏が有罪と無罪のいずれかに決まったわけではないが、いずれにせよ植草氏の活動には大きな影響が出るであろう。

リチャード=クー氏にはぜひともがんばってもらいたい。

デフレとバランスシート不況の経済学 Book デフレとバランスシート不況の経済学

著者:リチャード・クー
販売元:徳間書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

日本経済 生か死かの選択―良い改革悪い改革 Book 日本経済 生か死かの選択―良い改革悪い改革

著者:リチャード クー
販売元:徳間書店
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2006年9月18日 (月)

「貧困の終焉」を読む!!~どうして世界の貧困が解消しないのか

貧困国をどうするかという問題は古くて新しい問題だ。
先進国が経済的な発展を続ける一方で、貧困国が貧困のまま取り残されている状況をどう考え、どう対処するか。

そんな中、ジェフリー=サックス氏の「貧困の終焉」が発売された。
氏は非常に著名な経済学者である。

で、氏の主張は至ってシンプル。

先進国が十分な経済援助を行ってこなかったから、貧困が解消しないのであり、その解消には先進国が十分な経済援助を行えばよいというものだ。

これまで経済援助を行ってきたが、だったら、どの程度の経済援助を行うべきか
そこらへんは本書を確認されたいが、それほど多くはない(ただし、現状では不十分)。

というと、貧困国の国民は怠惰だから経済発展しないのではないかなどの反論が出てくる。
それに対し、根拠なき俗説として反論を退ける。

貧困イコール怠惰というのは、単純なレッテル貼りにすぎない。
実は100年以上前も、世界の国々からは、日本人は怠惰だから貧困であり決して豊かになれないと考えられていた。
アフリカの村では、水道などのインフラが不十分。
したがって、生活に必要な水を1日がかりで汲みに行くという骨の折れる労働をアフリカの人々は勤勉にこなしている。
つまり、インフラが整えば、その勤勉さを別の方面に生かして、もっと経済的に発展できるということなのである。

この本は、貧困国含めた世界経済を考える上で必読である。

ところで、話は変わるが、発展途上国の問題解決にも尽力している藤原紀香さんの自民党からの参院選出馬の話が立ち消えになったようだ。
彼女は護憲派(特に9条のところ)で、次期自民党総裁と目される安倍シンゾーの改憲とは相反するから、あるべき姿に落ち着いたということだろう。

貧困の終焉―2025年までに世界を変える Book 貧困の終焉―2025年までに世界を変える

著者:ジェフリー サックス
販売元:早川書房
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2006年9月17日 (日)

強きを助け弱きをくじく、エセ正義みのもんた

最近みのもんたの飲酒運転に対する姿勢が厳しい。
飲酒運転による自動車の死亡事故を、殺人と同じだと叫んでいた。
福岡県で公務員による飲酒運転死傷事故があったのを受けているのだと思う。
確かに痛ましい事故であり、加害者に同情の余地はない。

この事件の加害者が公務員だったこともあり、みのもんたの「朝ズバッ!」で、都道府県や主要都市の飲酒運転に対する罰則を調査したようだ。

すると、13自治体で、飲酒運転=懲戒免職ということがわかった(事故を起こすという条件は言っていなかったので、飲酒運転が発覚しただけで懲戒免職ということだろう)。
で、みのもんたは「甘い!」と叫んでいた。

はあ?

断っておくが、筆者は飲酒運転はもってのほかだと思うし、そんなことはするつもりもない(まあ、車自体を持っていないからね)。

筆者が驚いたのは、中村獅童の飲酒運転・信号無視の後の記者会見(森の石松だったかな?)を「朝ズバッ!」で報じたときを思い出したからだ(福岡の事件のほんのちょっと前の話)。
この会見で、飲酒運転・信号無視について記者から聞かれたことに対して中村獅童がいろいろしゃべっていたが、みのもんたはへらへら笑っていただけだったのだ!

一体どういうつもりなんだ。
お前よ、さんざん飲酒運転を非難しておきながら、何で中村獅童のときはへらへら笑っているんだよ?

「中村獅童は歌舞伎界からも芸能界からも抹殺だ!」ぐらいのことを言うべきじゃないのか。
飲酒運転をした公務員の懲戒免職を定めていない自治体を甘いといいながら、中村獅童には何でそんな態度なんだよ(飲酒運転だけでなく信号無視もやっているんだぞ)。

懲戒免職といったら、相当重いぞ。
例えば免許の取り消しぐらいだったら、仕事や生活で不便な思いをしなくてはならない程度で済むが、懲戒免職だったら生活の道を断たれるわけだ。
本人だけでなく、その本人に収入を頼る家族も路頭に迷うわけで、相当な重さだ。

ところが、みのもんたの芸能界・歌舞伎界に対する甘さには呆れた。
大体さあ、中村獅童なんて芸能界・歌舞伎界から追放されたって、食うには困らないだろ、その家柄からいって。
だったら、ちょっとぐらい追求したって別にいいじゃん。
しかし、それぐらいもしない。
この番組でズバッてしゃべってやるというようなフリをしながら、同業者に対する甘さ。
これこそ本当のエセ正義だ。

反骨のジャーナリスト Book 反骨のジャーナリスト

著者:鎌田 慧
販売元:岩波書店
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↑みのもんたはこういう人たちの爪のあかでも煎じて飲むように。

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いい加減、「ヘッジファンド」幻想から日本人は脱却した方がいいかも

日本人はヘッジファンドと聞くと、とにかくどんなときにも儲けることができる外国人投資家というイメージを持っており、そんなことは日本人には真似できないと考えがちである。
しかし、ヘッジファンド、特に日本株に投資するタイプのものの今年の運用成績はかなり悪いようだ。

特に、中小型株ロング(買い)、大型株ショート(売り)の運用を行っているヘッジファンドの成績が不振だ。

今年の前半に、新興市場を中心に中小型株が総崩れとなった一方で、大型株がそれほど崩れなかったのが原因である。

ヘッジファンドなら外人投資家が運用していて常に儲かるとかいった幻想は抱かない方がよい。
いちばんいいのは、自分で相場を見る目を養い投資することだ。
それができなければ、むしろ投資をしない方が金を無駄に減らさなくて良い。

以下、日経QUICKより参考記事の一部を引用します。

東証マザーズなど新興企業向け市場を中心に、このところ中小型株が再び下落基調をたどっている。15日の東証マザーズ指数は一時、取引時間中としては8月1日以来1カ月半ぶりに節目の1200を割り込んだ。投資家の関心が前日に新規上場したミクシィに集中した面はあるが、日本株特化型のヘッジファンドの運用成績悪化も影を落としている。
 「中小型株への安易な押し目買いは禁物だ」。ヘッジファンド動向に詳しい草野グローバルフロンティアの草野豊己代表取締役は最近、投資家にこう警鐘を鳴らしている。日本株、とりわけ中小型株に特化したヘッジファンドの運用成績が年初以降、8月までに大きく悪化し、投資家の解約要請に伴う整理売りが続いているからだ。 草野氏によれば、「全世界で8500社あると言われるヘッジファンドの中で、年初からの運用成績のワースト上位には日本株特化型ファンドがずらりと並んでいる」。
 成績悪化の大きな理由の一つに、昨年末までは成功した「中小型株買い・大型株売り」という「ロング・アンド・ショート」戦略のつまづきが挙げられる。日経平均株価を東証マザーズ指数で除して算出した「NM倍率」は、2005年はおおむね6―8倍で推移していたが、ライブドア・ショック直前となる今年1月16日の5.81倍を底に上昇に転じ、1―3月期は平均8.33倍、4―6月期は10.17倍、7―9月期(9月14日時点)は12.08倍に達している。 流動性が乏しい中小型株はショート(空売り)に不向き。さらに昨年後半の新興株バブルもあって、中小型株のロング(買い持ち)を増やし、バランスを取るため、大型株のショートを積み上げたファンドが多かったようだ。
 それが1月16日以降「また裂き」状態に陥った。

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ローマ法王につける薬!!

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イスラム教とその預言者ムハンマドに関するローマ法王の発言を巡って、ローマ法王がイスラム教徒から激しい抗議を受けている。
その内容は、14世紀のビザンチン帝国皇帝のジハードに関する発言であり、ムハンマドがもたらしたものは邪悪と残酷だけであるというものだ。

そのような発言は歴史認識の乏しさを表しているとしか思えない。
それに先立つ十字軍は、ヨーロッパ人がいかに野蛮でアラブ人に対し残酷な行為を行ったかを表すものでしかない。
しかも、ヨーロッパはこのとき文明的に遅れており、優れたアラブの文化を十字軍等を通じて受容することにより、その後の自らの文明を発展させることができた。

ここらへんのことは、「アラブが見た十字軍」という本が詳しい。
ローマ法王はこの本を読んだ方がよい。

この本では、世界史では習わない、アラブ世界から見た十字軍の実態がわかる。
なお、この本は単なるアラブびいきというわけではない。

ヨーロッパがアラブの文化を吸収していっそう文明を発展させた一方で、アラブが停滞に陥ってしまった理由も分析しており興味深い。
この分析はイスラム原理主義の台頭の分析にも応用できるものと思う。

アラブが見た十字軍 Book アラブが見た十字軍

著者:アミン マアルーフ
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