2007年2月11日 (日)

夕張の1万円成人式を単なる「美談」で終わらせていいのか?

話がちょっと古くなって恐縮なのだが、財政破綻した夕張市は成人式を挙げる若者に成人式の開催費用として1万円を渡したそうだ。
随分少ない額だが、市民の協力や全国からの寄付金もあって、非常に印象深い立派な成人式を挙げることができたということだ。
それはそれで結構だが、筆者は釈然としないものを感じた。

夕張は財政破綻してしまった。
その一方で、東京都では、都知事石原が自らの飲食に都税をつぎ込んだ(早い話がネコババである)。
その額たるや、1,000万円以上といわれているが、裁判で返還するよう命ぜられたのが40万円ほど。
しかも、都知事石原がそれを不服としたため、都が控訴したそうだ(これも都税なんだろうなあ)。
都知事石原の寄生虫行為が発生している自治体がある一方で、たったの1万円で成人式を挙げなくてはならない自治体も存在するわけだ。

こんな不条理が罷り通るのが日本なんだけど、マスコミは夕張の成人式を「美談」として取上げるだけで、テレビを中心に都知事石原の寄生虫ぶりを非難する報道が目立たないのはなぜだろうか。

夕張の困窮は、天変地異によるものではない。地震や洪水の被害者への支援と違って、財政破綻である。
そして、夕張の予備軍とされる自治体は多々あるのだ。
そんな中、心温まる援助が夕張に多数寄せられたという報道がどれほどの意味があるのか。
これから夕張と同じ運命をたどる自治体が数多く発生すれば、一般市民の善意による寄付では何ともならないだろう。

地方と都市圏の格差の拡大という中で、夕張の財政破綻と都知事石原の寄生虫ぶりを捉えないと、格差拡大という問題は解決できないだろう。

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2006年12月24日 (日)

メディアを信じるな、己の舌を信じろ!!韓国ソウルではガイドブックに載っている店に行くな!

筆者は先日韓国のソウルに行った。
そこでいくつかの料理店に入って食事をしたが、以下のように思った。
海外旅行のガイドブックは数多くあるが、そこに載っている料理店に行くことにそれほど意味はないと。

ガイドブックに載っている店は、確かにまずくないが、異常に値段が高い。
韓国の物価水準は日本の半分から6割ぐらいだが、そんな店に限って日本で食べるのと変わらないぐらいである。
しかも、食べてる人間は日本人ばかりである。
こんな料理店に意味があるのだろうか。

筆者はあほらしくなって、韓国人でにぎわう店に入ったら、おいしくて安い!
日本語もほとんど通じないし、日本語メニューにも誤りが多いが、ほら貝の刺身やドングリのゼリー(?)といった韓国ならでは食事が食べられる。

ガイドブックに載っていればいい店だと思うのはやめた方がいい。

たとえば、日本でもタウン情報番組で料理店が取り上げられることがあるが、これだって料理店の方から取り上げてくれと放送局に依頼することも結構多いのだ。
そこでスタッフにタダで食事をさせて、その見返りに放送してもらうということもままある。

メディアに取り上げられたから優秀な料理店だと思ったら、勘違い。
メディアを信じるな、己の舌を信じろ。

余談

韓国の刺身というとき、しょうゆをつけて魚の切り身だけ食べる日本の刺身とは、だいぶ勝手が違うようだ。

キムチの付け汁とコチュジャンを混ぜたようなたれで、魚の切り身とそれ以上の野菜を和えたものである。

辛いのだけど、これが本当にうまい!!

東京の足立区の一部の地域では在日韓国人・朝鮮人が結構住んでいるようである。

その人たちが経営する焼肉店でも、そのような刺身(カオリ刺しやチャリ刺しなど)が食べられるから、探すだけの価値あり。

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2006年11月12日 (日)

韓国人は日本人をどう思っているのだろうか?

日本の一部のメディアによれば、韓国人は反日一色のような印象を受けるが、実際はどうなのだろうか。
先日韓国に行ったが、そのときの印象を元に自分なりの考えを書いてみたい。

ソウルの有名な観光スポットでは日本語が結構通じる。
東大門市場に行ったが、そこでは日本人はいいお客様のようだ。
韓国の物価水準は日本の半分から6割ぐらいだから、彼らにとってみれば、ありがたい存在なのであろう。

ソウルの本屋に入ってみたところ、驚いたことに日本の漫画が結構目に付く。
韓国語に翻訳された漫画が結構あった。
日本のアニメ(クレヨンしんちゃんなど)が放送されているから当たり前かもしれない。
だが、もっと驚いたのは、洋書コーナーで日本の漫画が日本版のまま(つまり日本語で書かれており、日本の書店で売っているのと同じ状態)で山積みになって売られていたのだ。

それまでは、日本の文化が韓国に入ることに韓国人はまだまだナーバスになっていると思っていた。
ライオンキングがソウルで上演されるまでには、相当苦労があったと聞く。
しかし、一方で日本語のままの漫画は結構自由に手に入るのだと驚いた(韓国側の文化輸入の基準がよくわからないが)。

そういえば日本のキャラクターのキティも、仁川(インチョン)空港のお土産物屋でご当地キティとして手に入る。
日本の文化に対する障壁もかなり下がっているのが現実ではないだろうか。

確かに、竹島のような両国の間に問題を起こすような事態があれば、一時的な感情の軋轢もあるだろうが、それはどの国でも同じであろう。
2005年3月にその書店を訪問したときは「獨島」(日本でいう竹島のこと)コーナーがあったが、現在ではなかった。
韓国人ではないが、韓国系中国人(先祖が韓国出身で親戚も韓国に多数いる人)も知っている。
別に普通に話のできる人である。
反日感情の塊のように一部で報じられると、なんだかなあと思ったりする。

ところで、韓国で生まれたキャラクター「プッカ」が世界的にも人気だそうだ。
中国の広州でも見かけたし、フランス語にも翻訳されて本屋に並んでいた。
プッカというのは中国人の少女で、ガルという忍者の少年に恋をして猛烈にアタックするという設定である。
韓国人が日本と中国をキャラクター化しており、そこからは日中韓を橋渡しするような印象を受ける。

宋文洲氏のコラムには、中国に非常に手厳しいことで有名な女性ジャーナリスト(櫻井よしこか?)が、その中国に1回も行ったことがないのに非難していることを知って、氏があきれ返ったという話がある。
韓国人の反日感情ばかりを取上げたがる一部のメディアを見ると、かなり偏っているんじゃないのかと思う。

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プッカですが、英語とドイツ語の本は手に入るようです。
興味のある人はどうぞ。

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韓国に行ってきました!!

11月3日から5日にかけて、韓国に旅行に行ってきた。
なかなか考えさせられるところがあった。

韓国に行くのはこれで3回目。
2002年の秋、2005年の3月、そして今年の11月である。

以前に比べて、一層日本語が通じるようになったようだ。
日本人観光客なら訪れる市場である東大門市場でも、現地の人は普通に日本語でセールスする。
明洞(ミョンドン)のショッピングセンターのミリオレでも日本語で呼びかけられる(どうして、日本人とわかるのだ?)。

日本の方が物価水準が高く(韓国の物価は日本の半分から60%ぐらい)、購買力もあるから、彼らにとって日本人はいいお客様なのだろう。

日本と韓国はこの20年以内に未曾有の好景気と経済不況を体験した。
日本はバブル景気とそのあとのバブル経済崩壊、韓国は1997年以前の好況とそれ以後のアジア金融危機だ。
両国は地理的に近いが、経済不況の乗り切り方は異なったようだ。

日本の場合、バブル崩壊は海外からの企業の撤退を招いた。
バブル経済の真っ只中では、土地は無限に値上がりするものだと思われた。
本業とは関係ない海外不動産(ハワイのゴルフ場などもその例)や海外の絵画に手を出し、打撃を受けて撤退した。
アメリカの有名なビルを日本企業が取得したのは有名な話だろう。
そういう意味で、日本の経済不況の乗り切り方は内向きといえる。
みずほFGが最近ニューヨーク証取に上場したが、その内向きのベクトルが、痛手の大きかった金融分野でもようやく外に向き始めたとも言えよう。

一方韓国の場合、外向きの乗り切り方ではなかったかと思う。
金融危機により経済が悪化した韓国では、財閥の企業の切り売りなどが行われるなど、一時は経済が停滞した。
しかし、金融危機によってウォンが大幅に下落し、かえって輸出がしやすくなった。
また、もともと人口が少ない(日本の3分の1弱)がために、外から観光客を招きお金を使ってもらうという選択をしたと筆者は考えている。

だからこそ、ソウルの有名な観光スポットやホテルでは日本語が普通に通じるのだ。
そういえば、入国ビザだが、通常は二国間の協議で相互に不要とするのだが、日韓の場合、韓国の方が率先して日本からの観光での入国ビザを不要としたっけ。
日本が不要としたほうが結構遅かった。
それだけ、日本からの観光客に期待していたわけだ。

最近では小泉政権の末期の政策で「YOKOSO! JAPAN」というスローガンで、海外の観光客の誘致に取り組んでいるようだが、日本で韓国語の会話が出来る人がどれだけいるだろうか。
日本人のベクトルがより一層外を向くには、もっと時間がかかるかもしれない。

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2006年9月17日 (日)

ローマ法王につける薬!!

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イスラム教とその預言者ムハンマドに関するローマ法王の発言を巡って、ローマ法王がイスラム教徒から激しい抗議を受けている。
その内容は、14世紀のビザンチン帝国皇帝のジハードに関する発言であり、ムハンマドがもたらしたものは邪悪と残酷だけであるというものだ。

そのような発言は歴史認識の乏しさを表しているとしか思えない。
それに先立つ十字軍は、ヨーロッパ人がいかに野蛮でアラブ人に対し残酷な行為を行ったかを表すものでしかない。
しかも、ヨーロッパはこのとき文明的に遅れており、優れたアラブの文化を十字軍等を通じて受容することにより、その後の自らの文明を発展させることができた。

ここらへんのことは、「アラブが見た十字軍」という本が詳しい。
ローマ法王はこの本を読んだ方がよい。

この本では、世界史では習わない、アラブ世界から見た十字軍の実態がわかる。
なお、この本は単なるアラブびいきというわけではない。

ヨーロッパがアラブの文化を吸収していっそう文明を発展させた一方で、アラブが停滞に陥ってしまった理由も分析しており興味深い。
この分析はイスラム原理主義の台頭の分析にも応用できるものと思う。

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2006年9月 9日 (土)

家田荘子さんに惚れる!

自分は愛知県名古屋市出身で名古屋が大好き。
で、家田荘子さんはノンフィクションを中心に活躍する作家だが、彼女も愛知県出身。
そんな彼女が原作を手がけた漫画が「AB・フリャー」。

これは今読んでも非常に面白い漫画だ。
設定は以下のとおり。

優秀なアメリカの軍事ジャーナリストの「アルバート・ビリー・フラー」つまり「AB・フリャー」が、自らの希望で名古屋に赴任する。
名古屋を県庁所在地とする愛知県は、信長・秀吉・家康の武将を生んだ地であり、軍事ジャーナリストとしては日本を軍事面で知る上で興味があったというのがその理由だ。
しかし、その名古屋で一癖も二癖もある周りの人間によってドタバタに巻き込まれていくとともに、名古屋独特の文化を知っていく。
ちなみに、彼は出身地のカリフォルニアのワインを飲むと、名古屋弁と空手が出てしまい、それによって事件も解決してしまう。

で、このドタバタが中心なんだが、非常に面白いのに既に絶版で手に入らない。
何せ1994年に出た漫画だし、10年以上前に発刊されて今でも販売され続ける方が圧倒的に少ないわけだからね。
この漫画の1巻のあとがきに彼女はこう書いた。

「バブルの影響も受けない、日本で唯一の独立国家、名古屋。今はまだまだ、しいたげられてますが、最後に笑うのは、そう、名古屋なのです」

そして、2巻のあとがきはこのように書いている。

「しかし、名古屋ほど不況に強い独立県はありません。あと十年、不況が続いたら、いよいよ名古屋の出番です。そう、最後に笑うのは、やっぱりケチでなく、合理主義の名古屋人なのです。よー覚えときゃー」

今でこそ、愛・地球博や中部国際空港で知名度が上がったこともあってか、日本で一番元気がいいだの名古屋経済は不況に強いだの言われているが、1994年時点で全国区ベースでそんなことを言う人は、ほとんどいなかった。
そんな中、彼女がこのように明確に名古屋の将来性・可能性を信じていたこと、そしてそのとおりになったということは、彼女のものを見る目がしっかりしているということではないか(そんな大げさなものではないかもしれないが)。

特に経済関係の新聞や雑誌も、元気だの不況に強いだの、名古屋経済を肯定的に捉えて記事を書き出したのってここ2・3年のことではないか。

名古屋を中心とする愛知県の企業は、もともと借金嫌いで合理主義だから、無駄なことに金を使わないことは徹底していた。
これは名古屋人の気質によるものだが、何もここ数年の現象ではなく、もともと文化として根付いたものだ。
だったら、不況に強いということで名古屋経済にもっと早く注目してもよかったわけだ。
経済関係の新聞や雑誌というのは、流行に敏感そうなイメージがあるけど、実は名古屋経済が騒がれてから取り上げるなど、結構流行に遅れがちなのが実情である。

そういえば、日経がスポンサーでテレ東系で放送している「ワールド・ビジネス・サテライト」という経済中心のニュース番組だって、バブルの崩壊した年1989年に始まったなあ。
バブル崩壊時期に、これからは経済のニュースだといって始まったわけだ。

彼女の作品は好みが分かれると思う(自分も好きというほどではないけど)が、彼女の漫画のあとがきを読み返すにつけ、そのようなことを考える。

Abfurya

これがその表紙の写真です。






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2006年6月 2日 (金)

ぺこちゃん焼きだーい好き!~飯田橋元住人より

女優の佐藤夕さんはぺこちゃん焼きをご存じだそうです。
嬉しいですねえ。
飯田橋の元住人としては、そこの不二家でしか食べられないお菓子を紹介してくれてうれしいです。
食べたことのない人は、佐藤夕さんにならって、是非とも食べましょう!

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2006年5月20日 (土)

韓国には日本のパクリ食品が多い

韓国のセウカンは、日本のかっぱえびせんそっくり。
ペペロはポッキーに似ている。

これらは日本のお菓子をまねて韓国で作っているもの。

でも、これ以外にもパクリ食品があるのだ。

例えばアミノアップ。
これは、キリンのアミノサプリのパクリ。
味だけでなく、缶のデザインまでそっくり。

Amino_up



他にも、森永のおっとっとにそっくりな食品もある。

韓国の食品についてもっと知りたい場合はここ

韓国でいっぱい食べ物を手に入れたいときはこれ。

旅の指さし会話帳〈5〉韓国 Book 旅の指さし会話帳〈5〉韓国

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