
今朝首相小泉は公約どおり靖国神社に参拝した。
小泉は自らの行為の意味を理解しているのだろうか。
さて、一昨日のNHKスペシャルの「日中戦争」はなかなか面白い内容であった。
日中戦争における南京での虐殺を否定する人間が近頃多いようだが、虐殺の資料や証言を客観的に提示し、歴史を検証する上で非常に参考になる。
否定論者は、このような資料を見て、それでも否定するのか訊いてみたいぐらいだ。
また、一昨日の朝、「報道2001」で首相の靖国参拝をめぐって各党の議員や識者が議論していた。
途中までしか見ていないが、高市早苗・金美齢・竹村健一のバカさ加減が目立っていた。
竹村健一は相も変わらずくだらないことを言っていた。
以前靖国神社の集まりかなんかでピアノを弾いたそうだ。
その曲は「雪が降る」。
「あなたは来ない」を首相が来ないことに例えて弾いたとのこと。
何のこっちゃ。
首相が参拝することなど、靖国の教義上関係あるんだっけ?
まあ、それはいい。
今問題になっているのは、A級戦犯が合祀されている靖国神社に日本の首相が参拝することだろ。
この議論の趣旨がわかっていない竹村翁の過去の思い出話が、議論から黙殺されたのは笑えた。
それから高市早苗。
仮にも自民党の名前で参加している以上、その言葉は自民党の公式見解ということで考えてもいいのだろうか。
ちょっと前、首相小泉は靖国参拝について「心の問題」と答えた(その後、総裁選の公約とも言ったが)。
高市早苗は開口一番、中国が靖国参拝に反対するのは内政干渉と言い切った。
内政干渉?
内政ということは国内政治ということである。
政治問題だが、国内の話だということだ。
首相小泉は、靖国参拝を政治的に行っていたことになる(政治利用とも言える)。
信教の自由などの信仰とは関係ないということだ。
で、これは本当に国内の問題か?
このブログの読者もサンフランシスコ講和条約を聞いたことがあるだろう。
日本はこの条約に批准した。
この条約では、日本はごく一部を除き賠償金を免除された。
それと同時に、A級戦犯の裁判結果含む東京裁判の結果を受諾することも定められた(これは昨日のNEWS23で姜氏も言っていた)。
いいか、高市早苗よ、A級戦犯が合祀されている靖国に日本の首相が無定見に参拝するということは、国内の政治問題では済まされんのだぞ。
参拝の政治目的によっては、日本が受け入れたはずのサンフランシスコ講和条約の否定にもつながるんだぞ。
東京裁判を否定するから、賠償金を払うとでも言うのか。
ひょっとして、日本は悪くない、サンフランシスコ講和条約を否定して東京裁判も否定するが、賠償金も払わない、何ならもう一回戦争で片をつけようじゃないかとでも言うんかい。
安直に物事をしゃべるんじゃないよ。
金美齢もまた笑わせた。
神道は多神教で懐が深くてどんなものでも祀るんだから、A級戦犯も祀っても問題ないというようなことを言っていた。
だから?
中国や韓国などのように、神道を信じないものに懐の深いという(?)神道を理解しろという傲慢さ。
信教の自由という言葉も知らんのかね。
それにさあ、靖国神社を本当に神道の神社と呼んでいいのかね。
明治政府が天皇制の権力を正当化するために作ったものだが、その明治政府は一方で古くからある土着の神社をつぶしてきた。
これは、信仰の対象を天皇に向けさせるのが目的だった。
これを多神教で懐の深い行為と呼べるのかね。
それから、話を戻すが、A級戦犯が祀られている靖国神社に首相が参拝することは、小泉自慢の日米関係にもひびを入れることになる。
日本は日米安保条約を基にアメリカと有効な関係を築いてきたというが、そもそも安保含め、国際的な戦後の日本の基盤となったのはサンフランシスコ講和条約である。
日本はこの条約により東京裁判の結果を受け入れることとなったが、それを否定することになりかねない。
サンフランシスコ講和条約の一方の当事者は、米国を中心とする連合国である。
したがって、A級戦犯を合祀している靖国神社に参拝するということは、米国からの信頼も失いかねない(この文のリンクの立花隆氏の文章も参考にしてほしい)。
この結果、北朝鮮による拉致問題の解決も遠くなるだろう。
米・中・韓からの協力も得られなくなるから。
今テレビで小泉がほざいているよ。
靖国参拝に反対する人は、中韓が反対するから反対しているだってさ。
おいおい、何を勝手に決め付けているんだよ。
それから、戦争で亡くなった人に哀悼の気持を表すのは結構だけどさ、お前、原爆での式典終わったらさっさと帰っているだろ。
村山首相以降は、首相が式典と被爆者の話を聞く会両方出席するのが恒例だけど、お前のときから被爆者の話は「厚労大臣が聞くこと」と言って、聞いていないだろ。
それで平和を愛するなんて抜け抜けとよく言えるよ。
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