2007年1月21日 (日)

今、放送局では捏造が大ブーム!!フジテレビ系列の「あるある」でも捏造発覚~いい加減放送免許取り上げろよ

先日TBSでスポーツニュースの捏造が発覚したが、フジテレビ系列の関西テレビでも捏造が発覚した。
「発掘!あるある大事典II」で、納豆を食べるとやせるという報道が全くの捏造だったということだ。
この捏造報道のおかげで、納豆が店頭から姿を消し、品切れが続くという社会現象まで発生してしまった。

捏造したのは番組制作会社だが、その真偽をチェックして報道すべきかどうかの判断の責任はテレビ局が負っている。
番組制作会社に責任を押し付けて、捏造を許すテレビ局に被害者面をさせてはいけない。

だいたいテレビ放送を行うような大手のマスコミは、正義面して報道の自由を振りかざすくせに、自らの虚偽の報道の責任は取らない。
そのくせ給料だけはたくさん手に入れる。
フジテレビなんて、社員の平均年収1,400万円以上だからね(ヒラのOL含めての数字)。

正義の味方ぶって自由を振りかざし金をもうけて、そのくせ責任を取らないのだから、こんな楽な商売はない。
そういえば、夫である外資系証券の社員を妻が殺した事件があった。
この夫婦が住んでいたのは東京渋谷の家賃20万円の高級マンションだが、TBSの社員もその隣のマンションに住んでいるそうである(みのもんたが、「朝ズバッ!」で言っていた)。

フジテレビってフジサンケイグループだけど、その中の扶桑社もクソのようなマスコミだよな。
そこの「SPA!」も最悪。
いきなりFAXを送りつけて、この内容について明日までに回答をくれとのこと。
でないと、憶測記事を書くとか言ってきやがった。
ヤクザのゆすりたかりと変わんないじゃん。

そんなので、報道の自由だの正義だのを振りかざして高い給料をもらっているのだから、こんなクソマスコミはいい加減抹殺されろよ。

情報は誰のものか Book 情報は誰のものか

著者:筑紫 哲也,西山 太吉,細野 豪志,田島 泰彦
販売元:岩波書店
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報道被害者と報道の自由 Book 報道被害者と報道の自由

著者:喜田村 洋一
販売元:白水社
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2006年12月 4日 (月)

ドラゴン桜ってよく続くよなあ・・・

この漫画、原作者にネタがないから、出版社の担当者にアイデア出させていたんじゃなかったっけ?
えっ?何でそんなこと知っているかって?

筆者の知り合いから相談されたんだよね、担当者がネタに困っているって(筆者の知り合いがその担当者からどんな経路で依頼されたかは知らない)。
そのときは仕事が忙しくて、あんまり思いつかないって回答しちゃったけど、でも、いろいろ受験勉強のテクニックから正攻法までいろいろあったなあ。

ちなみに筆者はこの漫画を読んだことがない。
大学時代は無類の漫画好きだった。
幼稚園のころから、漫画にはまっていて、ブラックジャックやドカベン、エコエコアザラク(ってチャンピオンばっか)が好きだったなあ。
熱笑!花沢高校とかがきデカとかも好きだった。

人からネタを仕入れるのは悪いことではないと思う。
取材を元に漫画を作成することもあるから。
でも、担当者にせびるなよなあ。
自分の足で稼げっつーの。

ドラゴン桜 (1) Book ドラゴン桜 (1)

著者:三田 紀房
販売元:講談社
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ドラゴン桜 (2) Book ドラゴン桜 (2)

著者:三田 紀房
販売元:講談社
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2006年10月 1日 (日)

日経新聞の情けなさ

2006年9月25日(だったかな)の話だが、日経新聞にこのようなことが書かれていた。

最近では企業の人手不足が顕著になってきた。マネー営業などの即戦力が特に足りない。これは企業が人材育成を怠ってきたからだ。

何を言ってるのだ。
ついほんの少し前(5年も前ではない)まで、企業は、国際競争に生き残るために人員・負債・設備の三つの過剰を解消せよと言ってきたのはどこのどいつだ!!

日経新聞の節操のなさにはあきれるばかりだ。

経済知るなら日経新聞とでも言わんばかりのコマーシャルを流しているが、100年早いわ!!

コア・コンピタンス経営―未来への競争戦略 Book コア・コンピタンス経営―未来への競争戦略

著者:ゲイリー ハメル ,Gary Hamel ,C.K. プラハラード ,C.K. Prahalad
販売元:日本経済新聞社
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グローバル競争に勝ち抜く戦略―技術力&マネジメント力革新で最強のコア・コンピタンス創り Book グローバル競争に勝ち抜く戦略―技術力&マネジメント力革新で最強のコア・コンピタンス創り

著者:速践ビジネスシリーズ企画委員会,伊藤 要蔵
販売元:日科技連出版社
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2006年9月24日 (日)

広告ではないけど、「日本農業新聞」って面白い!!

先日妻の実家に行ったときに、「日本農業新聞」という新聞があることを知った。
JAグループの新聞社が発行しており、日本で唯一の日刊農業専門紙だそうである。
筆者の両親も農家出身だが、このような新聞があるとは知らなかった。
妻の実家も農業を行っているが、農業協同組合の輪番制の仕事のため、購読しているとのことである。
農業に従事していない筆者が普段購読しているのは日本経済新聞だが、その筆者が読んでも内容が面白い。

例えば、「超古米の在庫がなくなった」とか、「特許法等に比べて種苗法の権利保護が弱い」とか、普通の新聞ではあまり(というかほとんど)載せないような記事が載っている。

農業に従事する人口はかなり減少しているが、そうはいっても日本の人口の3%程度はいるわけだから、もっと注目してもいいように思う。
日本の農業というのは、貿易問題とも関連が深い一方、あまりその実態が一般の人には知られていないことも多いのではないかと思う。

食と農の黙示録―あしたへ手渡すいのち Book 食と農の黙示録―あしたへ手渡すいのち

著者:日本農業新聞
販売元:影書房
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窓を開けて―農村女性の介護・相続・嫁姑 Book 窓を開けて―農村女性の介護・相続・嫁姑

著者:日本農業新聞
販売元:影書房
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2006年9月20日 (水)

漢民族のメンタリティがわかる奇書

今から20年ぐらい前に読んで未だに忘れられない強烈な歴史小説がある。

その名は「馬賊戦記」。

時は第一次世界大戦後、小日向白朗という青年が、特需で儲けた資金を元手に中国大陸に渡る。
当時流行の馬賊にあこがれて、自分も一通りの格好をして日本軍の特務機関の一員として中国に行くも、現地で捕まってしまう。
馬賊といってもピンきりで、盗賊まがいの馬賊もいるが、彼を捕まえた馬賊は実は地元の名士が率いる農村の保衛団。
中央政府の統制の利かない当時の中国では、町や村が自らの力で身を守るしかなかったのだ。
最初は下っ端として働き始めるが、やがて頭角を現し、中国東北部で彼を知らないものはないというぐらいの中国人のヒーローになってしまう。
あるときは千山を舞台に東北抗日義勇軍を率いたり、あるときは張作霖の配下に属したり、あるときは上海で秘密結社「青幇」(チンパン)の幹部になったりと、「本当なの?」と思えるような実話が出てきて驚かされる。
日本人としての意識を持ちつつも、中国人を理解しようとしない日本人に怒りを覚える主人公。

中国人の考え方もわかって面白い。
中国人はとにかく約束を重んじるそうだ。
酒の席のちょっとした約束もきちんと果たすという、義を重んじる性格だそうである。
首脳会談でその場しのぎのことを言って、後でそれと相反することをするような政治家は、対中交渉ではうまくいかないだろう。

馬賊戦記(上)新装改訂版馬賊戦記(上)新装改訂版

馬賊戦記(下)新装改訂版馬賊戦記(下)新装改訂版

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2006年9月19日 (火)

リチャード=クー氏を久しぶりに見たなあ@週刊東洋経済

9/23号の週刊東洋経済に、リチャード=クー氏のインタビューが顔写真入りで掲載されていた。
最近メディアへの露出が少なかっただけに、久しぶりだなあという印象を受けた(筆者が雑誌やテレビに目を通さないだけ?)

ワールドビジネスサテライトでは、小泉・竹中路線の批判を展開していたが、氏が同番組のコメンテーターを退いてからは、同番組で批判的な論調を展開する人もいなくなったようだ。

週刊東洋経済のインタビューでは、従来と同様に小泉構造改革を批判していた。
植草一秀氏が有罪と無罪のいずれかに決まったわけではないが、いずれにせよ植草氏の活動には大きな影響が出るであろう。

リチャード=クー氏にはぜひともがんばってもらいたい。

デフレとバランスシート不況の経済学 Book デフレとバランスシート不況の経済学

著者:リチャード・クー
販売元:徳間書店
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日本経済 生か死かの選択―良い改革悪い改革 Book 日本経済 生か死かの選択―良い改革悪い改革

著者:リチャード クー
販売元:徳間書店
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2006年9月18日 (月)

「貧困の終焉」を読む!!~どうして世界の貧困が解消しないのか

貧困国をどうするかという問題は古くて新しい問題だ。
先進国が経済的な発展を続ける一方で、貧困国が貧困のまま取り残されている状況をどう考え、どう対処するか。

そんな中、ジェフリー=サックス氏の「貧困の終焉」が発売された。
氏は非常に著名な経済学者である。

で、氏の主張は至ってシンプル。

先進国が十分な経済援助を行ってこなかったから、貧困が解消しないのであり、その解消には先進国が十分な経済援助を行えばよいというものだ。

これまで経済援助を行ってきたが、だったら、どの程度の経済援助を行うべきか
そこらへんは本書を確認されたいが、それほど多くはない(ただし、現状では不十分)。

というと、貧困国の国民は怠惰だから経済発展しないのではないかなどの反論が出てくる。
それに対し、根拠なき俗説として反論を退ける。

貧困イコール怠惰というのは、単純なレッテル貼りにすぎない。
実は100年以上前も、世界の国々からは、日本人は怠惰だから貧困であり決して豊かになれないと考えられていた。
アフリカの村では、水道などのインフラが不十分。
したがって、生活に必要な水を1日がかりで汲みに行くという骨の折れる労働をアフリカの人々は勤勉にこなしている。
つまり、インフラが整えば、その勤勉さを別の方面に生かして、もっと経済的に発展できるということなのである。

この本は、貧困国含めた世界経済を考える上で必読である。

ところで、話は変わるが、発展途上国の問題解決にも尽力している藤原紀香さんの自民党からの参院選出馬の話が立ち消えになったようだ。
彼女は護憲派(特に9条のところ)で、次期自民党総裁と目される安倍シンゾーの改憲とは相反するから、あるべき姿に落ち着いたということだろう。

貧困の終焉―2025年までに世界を変える Book 貧困の終焉―2025年までに世界を変える

著者:ジェフリー サックス
販売元:早川書房
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2006年9月17日 (日)

ローマ法王につける薬!!

楽天トラベル

イスラム教とその預言者ムハンマドに関するローマ法王の発言を巡って、ローマ法王がイスラム教徒から激しい抗議を受けている。
その内容は、14世紀のビザンチン帝国皇帝のジハードに関する発言であり、ムハンマドがもたらしたものは邪悪と残酷だけであるというものだ。

そのような発言は歴史認識の乏しさを表しているとしか思えない。
それに先立つ十字軍は、ヨーロッパ人がいかに野蛮でアラブ人に対し残酷な行為を行ったかを表すものでしかない。
しかも、ヨーロッパはこのとき文明的に遅れており、優れたアラブの文化を十字軍等を通じて受容することにより、その後の自らの文明を発展させることができた。

ここらへんのことは、「アラブが見た十字軍」という本が詳しい。
ローマ法王はこの本を読んだ方がよい。

この本では、世界史では習わない、アラブ世界から見た十字軍の実態がわかる。
なお、この本は単なるアラブびいきというわけではない。

ヨーロッパがアラブの文化を吸収していっそう文明を発展させた一方で、アラブが停滞に陥ってしまった理由も分析しており興味深い。
この分析はイスラム原理主義の台頭の分析にも応用できるものと思う。

アラブが見た十字軍 Book アラブが見た十字軍

著者:アミン マアルーフ
販売元:筑摩書房
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2006年9月 9日 (土)

家田荘子さんに惚れる!

自分は愛知県名古屋市出身で名古屋が大好き。
で、家田荘子さんはノンフィクションを中心に活躍する作家だが、彼女も愛知県出身。
そんな彼女が原作を手がけた漫画が「AB・フリャー」。

これは今読んでも非常に面白い漫画だ。
設定は以下のとおり。

優秀なアメリカの軍事ジャーナリストの「アルバート・ビリー・フラー」つまり「AB・フリャー」が、自らの希望で名古屋に赴任する。
名古屋を県庁所在地とする愛知県は、信長・秀吉・家康の武将を生んだ地であり、軍事ジャーナリストとしては日本を軍事面で知る上で興味があったというのがその理由だ。
しかし、その名古屋で一癖も二癖もある周りの人間によってドタバタに巻き込まれていくとともに、名古屋独特の文化を知っていく。
ちなみに、彼は出身地のカリフォルニアのワインを飲むと、名古屋弁と空手が出てしまい、それによって事件も解決してしまう。

で、このドタバタが中心なんだが、非常に面白いのに既に絶版で手に入らない。
何せ1994年に出た漫画だし、10年以上前に発刊されて今でも販売され続ける方が圧倒的に少ないわけだからね。
この漫画の1巻のあとがきに彼女はこう書いた。

「バブルの影響も受けない、日本で唯一の独立国家、名古屋。今はまだまだ、しいたげられてますが、最後に笑うのは、そう、名古屋なのです」

そして、2巻のあとがきはこのように書いている。

「しかし、名古屋ほど不況に強い独立県はありません。あと十年、不況が続いたら、いよいよ名古屋の出番です。そう、最後に笑うのは、やっぱりケチでなく、合理主義の名古屋人なのです。よー覚えときゃー」

今でこそ、愛・地球博や中部国際空港で知名度が上がったこともあってか、日本で一番元気がいいだの名古屋経済は不況に強いだの言われているが、1994年時点で全国区ベースでそんなことを言う人は、ほとんどいなかった。
そんな中、彼女がこのように明確に名古屋の将来性・可能性を信じていたこと、そしてそのとおりになったということは、彼女のものを見る目がしっかりしているということではないか(そんな大げさなものではないかもしれないが)。

特に経済関係の新聞や雑誌も、元気だの不況に強いだの、名古屋経済を肯定的に捉えて記事を書き出したのってここ2・3年のことではないか。

名古屋を中心とする愛知県の企業は、もともと借金嫌いで合理主義だから、無駄なことに金を使わないことは徹底していた。
これは名古屋人の気質によるものだが、何もここ数年の現象ではなく、もともと文化として根付いたものだ。
だったら、不況に強いということで名古屋経済にもっと早く注目してもよかったわけだ。
経済関係の新聞や雑誌というのは、流行に敏感そうなイメージがあるけど、実は名古屋経済が騒がれてから取り上げるなど、結構流行に遅れがちなのが実情である。

そういえば、日経がスポンサーでテレ東系で放送している「ワールド・ビジネス・サテライト」という経済中心のニュース番組だって、バブルの崩壊した年1989年に始まったなあ。
バブル崩壊時期に、これからは経済のニュースだといって始まったわけだ。

彼女の作品は好みが分かれると思う(自分も好きというほどではないけど)が、彼女の漫画のあとがきを読み返すにつけ、そのようなことを考える。

Abfurya

これがその表紙の写真です。






何キロやせたら綺麗になれますか―ダイエットに賭ける女たち Book 何キロやせたら綺麗になれますか―ダイエットに賭ける女たち

著者:家田 荘子
販売元:主婦と生活社
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歌舞伎町シノギの人々 Book 歌舞伎町シノギの人々

著者:家田 荘子
販売元:主婦と生活社
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渋谷チルドレン Book 渋谷チルドレン

著者:家田 荘子
販売元:講談社
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2006年8月27日 (日)

雑誌「Will」での櫻井よしこが必死なので、とても笑える

今日の新聞の広告欄に「Will」という雑誌の広告が載っている。
「富田メモ」「靖国問題」についての特集らしい。
クソみたいな雑誌なので、読む気にもなれないが、当然のことながらこの雑誌の論調からして、「富田メモ」を貶める内容しか載っていないようだ。

その中には、櫻井よしこの「『富田メモ』に異議あり!」という寄稿のタイトルがある。
副題として、「史料価値として『富田メモ』をはるかに凌駕する『昭和天皇独白録』を提示しながら、媚中派・日経新聞の同メモ公開の姿勢に厳しくメスを入れる!」とある。

何かもう、あまりにも必死なので、笑いが止まらない。
ついに気がふれたのかと思うぐらいだ。
この人、富田メモの現物を見たのかね。
文藝春秋9月号ではこのメモをめぐって徹底的に専門家が検証を行ったが、この時代の歴史家の一人者である、半藤一利氏・秦郁彦氏はそのメモの正当性を保証しているともいえる。

櫻井よしこは、「昭和天皇独白録」で昭和天皇が東条英機に高い評価を与えていたことを根拠に富田メモの正当性を疑っているのだろうか。
確かにそのような記述はあっても、それは最初のうち。
戦況が悪化すると東条英機の言葉も信じられずにアメリカの短波放送で戦況を把握していたそうだ(敵国の情報の方が信じられたということだ)。
ということは、彼に対しては裏切られたという感情を抱いていたとも想像できる。

(ここらへんは、文藝春秋9月号や立花隆氏の記事を参考にしています)

しかし、それにしても、Willという雑誌も櫻井よしこもいつまで負け犬の遠吠えを繰り返すのか。
立花隆氏がこの記事で述べている表現が適切だ。

それらの議論の特徴を一言で要約すると、もっぱら「にちがいない」「としか考えられない」という論法を駆使することによって、ろくに根拠もなく、自分の願望を客観的な現実ととりちがえてしまうお粗末な議論の羅列といってよい。

このような雑誌や寄稿者は、負けても負けても同じ説明を繰り返し、何の知識のない人間に捏造した危機感であおりたて誤った知識を植えつけようとするのだろう。
いい加減見苦しいから、言論界から去ってほしい。

靖国問題の核心 Book 靖国問題の核心

著者:富岡 幸一郎,三上 治,大窪 一志
販売元:講談社
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2006年8月 1日 (火)

THEMIS(テーミス)よ、大丈夫か?

THEMISという雑誌がある。
比較的大体内容は面白く、今月号は特に興味深い記事が多かった。
宮内オリックスの悪徳ぶりや日本振興銀行という名の木村剛銀行の窮地などは面白かった。
しかし、その中で気になる記事があった。
日銀の批判記事だ。
批判は大いに結構なのだが、問題は間違った認識に基づいて記事を書いた部分があることだ。
間違った認識に基づいて記事を書いて批判しても、説得力がない。

その記事では、他の金融に詳しい筋から引用する形で以下のようなことが書いてあった。

日本銀行は非常に儲かる組織だ。1万円の紙幣を刷ってもかかるコストは20円。残りの9,980円は日銀の利益となる。

筆者はこの誤った指摘に対して、日銀はこのようにして儲けているフシがあると書いていた。
そうか?
日銀の財務諸表を見ればわかるが、日銀がお札を刷って市中に発行したとき、売上(売上原価との差額が利益になる)に計上しているわけではない。
日銀は紙幣を発行したとき、発行銀行券として、負債の部に計上しているのだ。
何もお金を刷って市中に発行したら、お札の発行高=売上となって、そのほとんどが利益になるという考えは誤りである。

では、日銀はどのようにして儲けているのか。
発行銀行券という無利息の借金により、国債や外貨を保有してその利息や差益で収益を得ているのである。

そのようなことは日銀の財務諸表を見ればわかるのだが、何でこんな簡単にわかることに対して、そのように儲けているフシがあると安易に認めるのか。
批判をするのはいいが、その基となる認識に誤りがあると、説得力がない。
この文章を書いた記者は猛省すべきである。






米内光政と山本五十六は愚将だった―「海軍善玉論」の虚妄を糺す Book 米内光政と山本五十六は愚将だった―「海軍善玉論」の虚妄を糺す

著者:三村 文男
販売元:テーミス
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編集者ほど面白い仕事はない―体験47年出版の全内幕を明かす Book 編集者ほど面白い仕事はない―体験47年出版の全内幕を明かす

著者:伊藤 寿男
販売元:テーミス
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2006年7月30日 (日)

13人のヘッジファンドのファンドマネジャーから学ぶリスク管理の大切さ


私は「ヘッジファンドの魔術師」という本を繰り返し読む。
この本は非常に役に立つからだ。
私自身投資を行うが、この本では13人のヘッジファンドのファンドマネジャーから、ヘッジファンドの運用の哲学を学べるという点で、非常に大きな意味がある。

一般の投資家がヘッジファンドについて聞いても、役に立つのかと言われそうだが、その考え方は、ヘッジファンドと一般の個人投資家の立場の違いを越えて役に立つものだ。

投資において重要なことはリスクを管理することだとよく言われるが、この本の中でも全てのファンドマネジャーがそのことを説いている。

例えば、ブルース・コフナー。
このファンドマネジャーが初めてトレーディングに手を出したときのことが紹介されている。
大豆の先物取引で4,000ドルのポジションが6週間で45,000ドルに急騰した。
しかし、その後のリスク管理に失敗し、含み益のうち23,000ドルを吹っ飛ばしてしまった。
このときの失敗が今のリスク管理に生きているという。

どんな優れたファンドマネジャーでも失敗する。
でも、それを乗り越えることでより優れた運用ができるようになる。
まして、一般の個人投資家ならなおさらだ。
大事なのはそこから学ぶこと、同じ過ちを繰り返さないことである。
これは、他のファンドマネジャーも説いていることである。

その他、普通では知ることができない運用の方針からエピソードまで満載で、読む人間に飽きさせない本である。

「ヘッジファンドの魔術師」スーパースターたちの素顔とその驚異の投資法 Book 「ヘッジファンドの魔術師」スーパースターたちの素顔とその驚異の投資法

著者:ルイ・ペルス
販売元:パンローリング
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2006年6月29日 (木)

オシムのぼやきが日本代表を救う?~オシム監督の語録は面白い!

オシム監督は、サッカー日本代表の監督になるのだろうか。
とても興味深い話題だが、その前にオシム監督のことを知っておいた方がいいのでは?
この本を読むと、オシム監督がどういう監督か、なぜ選手を育てることができるかわかるはず。
もし、サッカー日本代表を本気で応援するならば、是非とも読んでおくべき本である。

オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える Book オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える

著者:木村 元彦
販売元:集英社インターナショナル
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2006年6月11日 (日)

投資で資金を増やすのはどうして減らすのより遙かに難しいのか?

9日の米国の株式市場は軟調であった。
12日の日本の相場もこれを受けて軟調かも。
今日のサンデープロジェクトで与謝野が、株価の底割れはないと言ったそうだが、与謝野ごときの政治家の発言で株価が好転するとは思えない。

マーケットに影響のあるのは、やっぱりFRBの理事長の発言だろうな。

それはともかく、投資で資金を増やすのは減らすより難しい。

これにはいくつか理由があるのだが、そのうちの一つに以下のような数学的な事実があるためだ。

元手100万円を以下の2つの運用方法で運用したとき、どっちが有利だろうか(なお、ここでは税金は考慮せず、複利で運用するものとする)。

  1. 1年目も2年目も年率プラス5%で運用。
  2. 1年目はマイナス20%だが、2年目はプラス35%で運用。

1は平均5%で運用、2は平均7.5%で運用だから、2が有利じゃないかと考えた人は間違い。

この人は、二つの運用利回りを足して2で割って算出したのだろうが、運用結果をきちんと算出してほしい。

1の運用結果は、100万円×105%×105%=1,102,500円。

2の運用結果は、100万円×80%×135%=1,080,000円。

つまり、安定的に5%で運用した1の方が運用成績はいいのである。

なぜこうなるのか。

100万円で運用したらマイナス20%の成績となった場合、80万円となる。

それを100万円に戻そうと思ったら、プラス20%ではなく、プラス25%で運用しなければならない。

つまり、一度減らした資産を取り戻すためには、減らした割合以上に運用しなくてはならないのである。

投資を行う上では、このような数字の感覚(これは統計学的な感覚なのだが)が必要である。

以下の本は難しい統計学をわかりやすく説明している。

難しい数式ではなく、統計学のバックボーンとなる考え方を中心に解説しており、投資にも応用することは可能だ。

先ほどのような話もこの本に書かれているが、他の章もなかなか興味深くて役に立つ。

統計学でリスクと向き合う―あなたの数字の読み方は確かか Book 統計学でリスクと向き合う―あなたの数字の読み方は確かか

著者:宮川 公男
販売元:東洋経済新報社
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2006年6月 5日 (月)

村上ファンド事件から学ぶ、マーケットで生き残る術

村上があっさり罪を認めた。
そういうこともあってか、昨日の村上ファンド関連銘柄は一部に反発する動きもあり、落ち着きを取り戻しつつあるが、多くの銘柄が村上逮捕前の水準に戻っていないのではなかろうか。

ところで、村上が逮捕される前に、村上ファンドが日本での投資顧問業を廃業して、拠点をシンガポールに移したことを覚えているだろうか。

税金が安いというのが表向きの理由だが、筆者もその話を聞いたときは随分怪しいと思った。

税金が安いというなら、もっと前から移しているはずなのに、なぜだろうかと思った。

この時期はおそらく、村上の関係者に事情聴取が行われていたのかもしれない。

そういった話をその関係者から聞いて、ファンドの安全を守るために拠点を移した可能性がある。

筆者は村上ファンドの保有銘柄には興味がなかったので、気が回らなかったが、もっと気を利かしていれば、空売りを仕掛けられたかもしれない。

もし、村上ファンドの保有銘柄を保有していた人が、リスクに敏感な人であれば、売却してリスクを回避していたかもしれない。

マーケットで生き残る上で重要なのは、そう、リスク感覚なのだ。

新マーケットの魔術師という面白い本がある。

この本の中のビクター・スペランデオのインタビューが面白い。

彼は、自らトレーディングで輝かしい実績を残すだけでなく、何人かの人間にトレーディングの教育を施してきた。

いろんな人間を採用したのだが、知能指数188の天才は5年間で10セントも稼げなかったそうである。

一方、高校中退でアルファベットも全部は知らなかった人間が大金を稼いだそうである。

彼は、ベトナム帰還兵で、戦場で至近距離で爆発した手榴弾の破片が膵臓に残っており、その体験から全てのものに怯えていたそうである。

そのため、リスクに敏感で損切りも実に素早かった。

マーケットで生き残る上で重要なのは、天才であることではなく、リスクに敏感なことのだ。

新マーケットの魔術師は非常に示唆に富んだ書物である。

マーケットのプロが他のマーケットのプロに行ったインタビューを集めたもので、読みやすく、投資を行う上で非常に勉強になる。

新マーケットの魔術師―米トップトレーダーたちが語る成功の秘密 Book 新マーケットの魔術師―米トップトレーダーたちが語る成功の秘密

著者:Jack D. Schwager,ジャック・D. シュワッガー
販売元:パンローリング
Amazon.co.jpで詳細を確認する

一息つきたいときはここ

ところで、今朝のモーニングサテライトで、ロイター通信が「村上はホリエモンと並んで日本の自由な資本主義の象徴」と報じたというようなことを言っていた。
何だそりゃ?
じゃあ、エンロンやシティグループ(社内ではクソ株扱いしておきながら、顧客には超優良株としてウソをついて販売)はアメリカの自由な資本主義の象徴か?
ロイター通信も地に墜ちたものだ。

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2006年6月 3日 (土)

あまりに一面的なヘッジファンドの見方~今朝の日経新聞の記事について

今朝の日経新聞の1面を見た人はいるだろうか。
「世界の証取再編の波」という記事である。
その中にこんなくだりがある。

「高度な取引手法で知られるヘッジファンドからは『再編で経営基盤を固め、システム投資を加速してほしい』という声が出る。ファンド勢がしのぎを削るのはコンマ一秒の世界」

本当にヘッジファンドがコンマ一秒単位で取引をしているというのだろうか。
ヘッジファンドにはいろんな取引手法があるが、必ずしもヘッジファンド=トレーディングではない。

例えば、商品や為替、株価指数の先物に投資するジョン=ヘンリー率いるヘッジファンドは、一つのポジションを数日どころか数ヶ月間保有する。

売りや買いの後、すぐにそのポジションを閉じているわけではない。
このスタンスは以下の点で非常に合理的である。

  1. 取引には手数料というコストがかかるので、その回数を削減することはコスト削減につながること。
  2. 頻繁に売買するとかえって、利益確定が早まってしまい、大きなリターンが望めないこと。

ヘッジファンド勢がコンマ一秒単位で取引しているなんて、どのヘッジファンドがそんなことを言っているのだろうか。

確かに、取引所にどんなに注文が集中してもさばけるほどシステムが充実していればいい。

でも、これはコンマ1秒で取り引きするためではなく、何かあった場合(例えばロシアの通貨危機)に、持っているポジションを一刻も早く閉じる必要があるから、システム投資を十分におこなってほしいと筆者はとらえている。

本当のヘッジファンドとは、コンマ一秒単位だか何だか知らないが、しょっちゅう取引をおこなっているというイメージとかけ離れているのだ。

この記事を書いた日経新聞記者は以下の本を読んでもっと勉強した方がよい。

ロシアの通貨危機で手痛い目にあったファンドもあるが、そこから教訓として学んでいるのは流動性の確保、つまり何かあったときにすぐにポジションを閉じて資産の確保を図れることである。

システム投資の要求も、コンマ一秒単位で取引するためではなく、流動性の確保が目的なのだ。

なお、この本は投資をする人にも、自分の投資スタイルの点検をする上で勉強になる。

「ヘッジファンドの魔術師」スーパースターたちの素顔とその驚異の投資法 Book 「ヘッジファンドの魔術師」スーパースターたちの素顔とその驚異の投資法

著者:ルイ・ペルス
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一息つきたいときはここも見てくださいね。

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2006年5月31日 (水)

チャートが教えてくれる日本株の転換局面

週足で一目均衡表を見ると、遅行線が日々線に突入して下回りそうな感じ(下の図では、黒い線が遅行線)。
去年の8・9月頃からの上げ相場の状況が完全に変化した様子だ。

下げ相場が始まるのか、もみ合いになるのか、上げ相場に向け調整完了するのかは、もうちょっと様子を見ないとわからないが、少なくとも急いで仕掛ける必要はない。

休むも相場とは、よく言ったものだ。
この遅行線が、日々線や雲に対してどのような動きをするのか、見極めてから行動しても遅くないようだ。

一目均衡表の見方を知らない人は、以下の本を一度読んだ方がいい。
一目均衡表は日本人が考え出したチャートだが、今や世界の多くのトレーダーが使っている。
この本は、その一目均衡表の見方だけでなく、その他の多くのチャートの使い方役立ち度も書いてあり、非常に参考になる。


投資の王道―株式市場のテクニカル分析 Book 投資の王道―株式市場のテクニカル分析

著者:新井 邦宏
販売元:日経BP社
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2006年5月27日 (土)

日経平均の採用銘柄のウラ事情~指数ビジネスのおいしい裏側